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インビザライン矯正中に虫歯にかかる原因と予防に役立つ7つの方法

インビザライン矯正は、マウスピース(アライナー)を使った歯の矯正方法です。軽い噛み合わせの調整、お子さんの歯の発達サポートにも利用されていますが、矯正中は虫歯のトラブルに注意が必要です。 インビザラインに限らず矯正では器具を歯に取り付けるため、装置や歯が不衛生になると虫歯が発生しやすくなります。

この記事では、インビザライン矯正で虫歯にかかりやすい理由や虫歯が発生しやすい部位などを取り上げています。矯正中、虫歯にならないためにできる7つの予防方法もぜひチェックしてください。

 

 

インビザライン矯正で虫歯になりやすい理由

インビラザイン矯正で虫歯になりやすい理由としては、口の中の乾燥・唾液の作用が弱まる・アタッチメントの汚れがそれぞれ考えられます。 複合的な要因が重なるとさらに虫歯の発生リスクが高まるおそれがありますので、詳しくチェックしていきましょう。

理由①口腔内が乾燥しやすくなる

インビラザイン矯正に使われるアライナーは、マウスピースの一種です。 お口の中に装着して歯に力をかけながら移動させていく器具ですが、長時間の装着によって歯にアライナーがしっかりと密着すると、歯や歯茎に唾液が行き渡りにくくなります。そのため、飲み物や唾液で口の中が潤っても、歯周組織は乾燥した状態が続きます。

理由②唾液による自浄作用効果が薄まる

マウスピースの装着中は、唾液が口の中全体に行き渡りにくくなるため自浄作用効果が弱まります。 マウスウォッシュを使って菌を洗い流すなど、唾液に代わる予防方法で工夫しながら口内環境を保ちましょう。

理由③アタッチメントに汚れが溜まりやすい

アタッチメントとは、インビラザイン用のマウスピース(アライナー)に取り付ける突起物の名前です。 アタッチメントがあると歯が引っかかり、マウスピースがずれずにフィットしやすくなります。このフィット感によって、ツルツルとした歯にもマウスピースが固定され、矯正効果が生まれてきます。
装着中は、マウスピースだけではなくアタッチメントにも細かな汚れが蓄積します。歯磨きと同様、こまめに洗浄剤で洗い流して汚れを取り除くようにしてください。

インビザライン矯正中に虫歯になりやすい部位

インビザライン矯正中、虫歯になりやすい部分は「親知らず」「歯と歯の隙間」「歯並びが悪い箇所」の3点です。
親知らずは矯正治療に関わらず、歯の一番奥にあって歯ブラシやフロスが届きにくいため、常に虫歯のリスクがあります。それ以外の歯と歯の隙間、歯並びが悪い箇所はなぜ虫歯になりやすいのでしょうか。3つの部位をそれぞれみていきましょう。

歯と歯の隙間

歯と歯の隙間は、歯茎との境目も含めて汚れが残りやすい部分です。歯ブラシが入り込みにくく、フロスでも汚れを取りこぼす可能性があるため、そこで虫歯菌や歯周病菌が繁殖すると歯と歯茎のトラブルにつながります。
マウスピース自身にも汚れや菌が付着している場合があり、歯と歯の隙間をきれいにしていてもマウスピースからお口のトラブルが発生するおそれがあります。歯と歯の隙間のケアは慎重に行い、マウスピースの汚れも取り除くようにしましょう。

歯並びが悪い箇所

歯並びが悪くなっている箇所は、歯と歯が重なり合ったり極端に隙間が狭くなっていたりと、デンタルケアが行き届きづらい部分です。 特に叢生(そうせい)と呼ばれる歯並びは、歯が色々な方向に生えてしまい一列に揃いづらくなっています。クリニックでお口の中を調べるときに歯並びが悪くなっていて注意が必要な箇所を教えてもらえますので、注意しながらケアを行うようにしましょう。

親知らず

親知らずは歯列の一番奥に存在する4つの大臼歯です。歯が少ししか見えていない、完全に歯茎に覆われてしまっているような親知らずもありますが、親知らずが生えていなくても隣の歯との隙間にはものが挟まりやすく、注意が必要です。 隙間のケアはもちろん、親知らずが生えている場合は歯そのものへのケアもしっかりと行いましょう。

関連記事:親知らずが痛いと抜歯するべき?親知らずの治療法と流れについて紹介

矯正中に虫歯にならないための予防法7選

矯正期間中、虫歯にならないためには歯磨きやデンタルフロスを使って口腔ケアをしっかりと行うことが大切です。 クリニックからも虫歯・歯周病予防の注意点を説明してもらえますので、説明にしたがってケアを続けていきましょう。 ここからは7つの予防方法を紹介していきます。

予防法①しっかりと歯磨きをする

毎日のデンタルケアとして、食後時間をあけずにしっかりと歯磨きを行いましょう。ゴシゴシ擦ると歯やブラシを傷めてしまいますので、歯と歯の間、歯と歯茎の間を中心にマッサージするように汚れを掻き出していきます。

お口の中に少しでも食べカスや糖分が残っていると、菌が繁殖しやすい環境になります。歯磨きはそれらの汚れを取り除き、菌が繁殖しないように予防する効果があります。奥歯にもしっかりとブラシを届かせて、磨き残しのないように時間をかけて汚れを取り除いてください。

予防法②定期的に歯科医院でクリーニングをする

普段からこまめにケアをしている方でも、完璧にブラッシングを続けていくのは難しいものです。特に、インビラザイン矯正を行っている期間は装置を取り外したり、装置を洗浄したりする手間もかかるため、口腔ケアに力を入れづらい場合があります。

アライナーの交換やお口の中のチェックを行うタイミングで、クリーニングを受けることをおすすめします。矯正治療が始まると、4〜6週に1回の通院でお口の状態を確認していきますので、その時にクリーニングも一緒に受けておくと安心です。

予防法③毎日マウスピースを洗浄する

マウスピースは口の中に入れて使うため、菌や汚れが付着しやすくなっています。目に見えない細かい汚れでも、放置しているとお口の中が常に不衛生な状態になり、歯磨きを丁寧に行っても虫歯などが発生しやすくなります。 マウスピースは毎日きれいに洗浄し、水やお湯だけではなく洗浄剤を使って汚れを取り除いてください。

予防法④こまめに水分を補給する

マウスピースの脱着中も含めて、水分はこまめに補給しましょう。マウスピースを装着していると、歯と歯茎に唾液や水分が行き渡らず、乾燥することがあります。
水分不足のままマウスピースを装着していると、お口の中の乾燥が進んで細菌の活動が活発になり、口臭も発生しやすくなります。 特に唾液が行き渡らないことでお口の中の自浄作用が低下するため、本来唾液にのって洗い流される汚れや菌がそのまま口の中に残ってしまいます。

予防法⑤飲食時にマウスピースを外す

飲食の最中はマウスピースを装着したままにせず、必ず外して食事をとってください。 マウスピースを付けたまま飲食をしていると、ものを噛むときの強い力がマウスピースに加わり、破損の原因になります。マウスピースに食べカスが付着し、そのまま再装着をして口の中が不衛生になりやすいという問題もあります。 就寝中などまとまった時間に装着を続けられていれば、飲食で一時的にマウスピースを取り外したとしても問題はありません。

関連記事:歯列矯正中の食事はどうしたらいい?悩みを矯正歯科医が解決いたします!

予防法⑥糸ようじやデンタルフロスを使う

デンタルケアには歯磨きの他に、デンタルフロスの活用も効果的です。特にマウスピースの装着中は取り除ききれなかった汚れがそのまま歯と歯茎の隙間などにとどまり、マウスピースによって覆われ、その中で細菌が繁殖しやすくなります。 糸ようじ・デンタルフロスといったアイテムや歯間ブラシなども活用しながら、

予防法⑦フッ素入りの歯磨き粉を選ぶ

フッ素は虫歯予防や歯を守る効果が期待できる成分です。歯磨き粉にもフッ素を配合したものが多く、虫歯や歯周病の予防に利用できます。
普段使っている歯磨き粉と併用するか、または矯正治療中の虫歯予防にぜひフッ素入りの歯磨き粉を選んでみてはいかがでしょうか。

虫歯があってもインビザライン矯正は可能?

矯正治療は1年以上の長期にわたる場合が多く、虫歯がある状態で治療をスタートすると、虫歯の進行が酷くなってしまいます。
そのため、精密検査で虫歯が判明したときは、しっかりと患部の治療を行ってからインビラザイン矯正に入ります。虫歯を放置することはお口の中にとっても良くありませんので、早期発見・早期治療が理想的です。

矯正中はマウスピースも丁寧にケアしよう

今回は、インビラザイン矯正で虫歯にかかりやすい理由と、虫歯が発生しやすい部位や予防法を紹介しました。
矯正期間中は歯と歯茎だけではなく、普段使っている矯正器具にも菌や汚れが付着しやすいため、特にお口の中の環境に注意が必要です。

虫歯の予防法やブラッシング方法も含めて、不明な点はかかりつけのクリニックやぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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