knowledge矯正治療の基礎知識|矯正治療中の生活について矯正治療中に注意したいこと

矯正治療中に注意したいこと

矯正装置は一人ひとりの歯並びに合わせて精密につくられており、これを正しく装着することで治療効果を得られます。治療中には装置の取り扱いや保管、またお手入れなど、さまざまなことに注意しなくてはなりません。

こちらでは、渋谷区の「医療法人社団ルーブル歯科・矯正歯科」が矯正治療中に注意したいことをご紹介します。スムーズな矯正治療のために、あらかじめ理解しておきましょう。

基本的な注意点

基本的な注意点

矯正治療で大切なのは、歯科医師の指示にきちんと従って正しく装置を装着することです。それができなければ治療効果を得られなくなってしまうため、意識して注意しましょう。

注意点 01
正しく装着すること
取り外し式の装置の場合、自分で適切に装着することが必要です。正しく装着できていないと装置の変形や破損につながるばかりか、治療効果を得られなくなってしまいます。
注意点 02
装着時間を守ること
取り外し式の装置の場合、自由に外せるためつい装着をサボってしまうことがあります。決められた時間装着しないと正しい効果が得られず、その分治療期間は長引きます。きちんと装着しましょう。
注意点 03
適切にお手入れ・保管すること

取り外せる装置は、歯科医師の指示通り適切にお手入れしましょう。また外しているときは洗浄液に浸しておくなど、装置ごとの注意点を守ることが大切です。お手入れを怠ると細菌が繁殖したり、装置を破損させたりすることもあります。

また固定式の装置は、汚れがたまると虫歯の原因になります。歯科医院で指導を受けた通り、やさしく丁寧にブラッシングしましょう。

注意点 04
衝撃に注意すること
転倒したり何かにぶつかったりして口元に衝撃を受けると、お口の中を傷つけたり装置を破損させたりしてしまいます。衝撃を受けないよう十分注意しましょう。
注意点 05
異変を覚えたら相談すること
もし装着感などに違和感を覚えたら、できるだけ早くご相談ください。もし装置が一部外れてしまったなどの場合には、外れたパーツも一緒にお持ちください。

生活における注意点

生活における注意点

矯正治療中はお口に装置が装着されているため、楽器演奏やスポーツなどを行う際に注意が必要です。

注意点 01
発音
歯の表側に付けるタイプの装置は、発音にあまり支障がありません。しかし歯の裏側に付けるタイプの装置の場合、初めのうちはサ行やタ行などが正しく発音できないことがあります。ただしほとんどの場合、しばらくすると慣れてきます。
注意点 02
スポーツ
矯正装置を付けている期間は、ラグビーや柔道などの体を強くぶつけ合うスポーツは控えたほうがいいといえます。しかし、そうはいかないという場合には、プラスチック製のカバーで覆うなどして歯をガードしましょう。
注意点 03
楽器演奏

口を楽器につけて演奏する楽器の場合、矯正装置を付けているとうまく音を出せないことがあります。しかし、時間の経過によって慣れ、改善されることも少なくありません。

またトランペットやホルンなどの、小さなマウスピースを口に押し当てて音を出す楽器の場合、装置が当たって痛みが生じるケースもあります。歯科医師と相談しながら治療を進めていきましょう。

食事において気をつけたいこと

食事において気をつけたいこと

取り外し式の矯正装置は食事の際に外しておくことができますが、固定式の場合には、食べ物の選び方や食べ方などに注意が必要です。

避けたい食べ物

矯正治療中は、基本的にやわらかい食べ物を選ぶことがおすすめです。また食べ物はなるべく小さく切って口に入れるようにしましょう。逆に避けたい食べ物は、以下の通りです。

硬いもの 粘着性の高いもの
硬いもの 粘着性の高いもの
リンゴやトウモロコシ、骨付き肉、硬いおせんべい、ナッツ、氷など、硬いものは装置を破損させる可能性があります。 ガムやキャラメル、ソフトキャンディー、グミ、お餅など粘着性の高いものも、装置の破損につながることがあります。
装置に挟まりやすいもの 着色しやすいもの
装置に挟まりやすいもの 着色しやすいもの
ホウレン草のお浸し、えのき、もやし、ひじき、長ネギ、鶏肉など、長い繊維を持つ食べ物は、装置に引っかかりやすいため避けましょう。 装置にゴムを装着している場合、カレーやコーヒー、キムチなど色素の強い食べ物はゴムを着色させることがあるため、注意が必要です。

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