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インビザラインのアタッチメントとは?必要性について解説

こんにちは、渋谷ルーブル歯科・矯正歯科です。

今回はマウスピース型矯正インビザラインのアタッチメント(歯につけるポッチ)について歴史と効果を簡単にわかりやすく説明していきます。

 

 

 

 

 

 

 

アタッチメントとは

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は少しずつ動いたマウスピースをどんどん交換していくことで歯が動き矯正治療が進んでいきます。そしてマウスピースで歯を動かしていくのですがその時に歯をしっかり動かすために欠かせないのがアタッチメントになります。

このアタッチメントというのは何かというと歯につける小さなポッチのことです。CRと呼ばれる(プラスチック製の樹脂)を用いてアタッチメントをつけます。通常、歯と同色のCRを使えばアタッチメントはほとんど目立ちません。

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アタッチメントの必要性

マウスピース型矯正装置と切っても切り離せないのがこのアタッチメントになります。アタッチメントはマウスピースと歯の把持力(フィット性)を向上させます。そしてマウスピースは歯冠(歯の頭、歯ぐきから見える歯)のみを覆っているので、たいてい歯根(歯の根の方)まで力をうまく伝えることができませんが、このアタッチメントをつけてあげることで歯の根っこの方までしっかり力を加えることができます。これにより歯を出したり、下げたり、回転させたり、傾けたりすることができます。マウスピース型矯正装置にはたくさんの種類がありますがアソアライナー、キレイライン、クリアコレクトがインビザラインに劣るのはインビザラインはこのアタッチメントが非常に優秀だからです。

マウスピース型矯正装置の種類に関しては以前ブログであげていますのでこちらを参考にしてください。

https://www.shibuya-louvre-dental.com/blog/post-11/

アタッチメントの種類・大きさ・用途

アタッチメントの形には様々なものがあり長方形のものから台形のものなどあり大きさは3~5㎜であることが多いです。またアタッチメントの種類によって歯を出したり、下げたり、回転させたりすることができます。

アタッチメントの歴史と特徴

インビザラインの歴史は古いですがアタッチメントの歴史は2009年頃より歯を出したりする技術が開発されました。

☆2011年 オープンバイト用前歯侹出用アタッチメントの開発

そして2011年に革新的な変更が行われこのあたりからインビザラインの精度が急激にあがりました。特に歯の根っこの傾きを調整するルートコントロールアタッチメントが開発されたり、オープンバイト(開口)の症例向けにアタッチメントが開発されました。オープンバイトとは奥歯で噛んでも前歯が空いてしまうような噛み合わせのことを指し骨格性のものから歯性のタイプまであります。通常ワイヤー矯正でもこのオープンバイトは難症例とされますが、しかしマウスピース矯正のインビザラインでもこの難症例にアプローチできるように前歯を出すアタッチメントが開発され、そのアタッチメントが下の画像となります。

 

☆2014年 バイトランプ、小臼歯侹出用アタッチメントの開発

そして2014年になるとディープバイト(過蓋咬合)にアプローチできるようになります。ディープバイトとはかみ合わせが深く上下合わせて噛んだ時に下の前歯が見えないようなかみ合わせだったり、はたまた下あごが後ろに押し込まれてしまったような噛み合わせをディープバイトといいます。

こちらもオープンバイト(開口)と同様にワイヤー矯正でも難症例とされることが多く治療法が複雑になります。しかしマウスピース矯正のインビザラインはこれに対しプレジション・バイトランプや小臼歯部侹出用(歯を出す)アタッチメントを駆使して効果的にアプローチすることができるようになりました。

 

 

上下の小臼歯部に設置し、臼歯を挺出(出す)させることで前歯の噛み合わせが改善します。

これはアタッチメントとは少し変わり、アライナー(マウスピース)に直接セットされるものです。

上の前歯の裏側に突起物として設置され、マウスピースををつけたまま噛むと下の前歯にこの突起に当たるようになります。

これによりマウスピースをはめたまま、噛んでも奥歯の歯同士が当たらず、奥歯が押し込まれないようにすることができます。

 

☆2015年 第一小臼歯抜歯用最適アタッチメントの開発

そして2015年になると待望の抜歯ケースでもインビザラインが可能になりました。それまでのインビザラインは抜歯ケースをやっている先生は大変少なくその中でもきれいに噛み合わせまで作れる先生は本当に一握り程度しかいませんでした。しかし2015年に抜歯用の最適アタッチメントの開発によりこれまで抜歯ケースは難易度が高いと言われていましたが症例経験数が少ないドクターでも手が出しやすくなりました。もちろん抜歯用の最適アタッチメントが開発されたからと言ってインビザラインでの抜歯ケースが難しいことには変わりはありません。

 

第一小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯した際に両隣の歯倒れてきたりせずにキレイにスペースが閉じるように設計された最適アタッチメントです。
 

まとめ

マウスピース矯正インビザラインで歯をしっかり動かし矯正治療を成功させるためにはアタッチメントが必要不可欠でそしてアタッチメントは今回紹介したもの以外にもたくさんあります。それを症例ごとにしっかり選んで選択してあげることでアライナー(マウスピース)矯正を成功に導きます。そしてアライナー矯正はアタッチメントも非常に重要ですが装着時間を守るのも非常に大事なので一日20時間以上は最低限はめて22時間ぐらいつけることが好ましいです。渋谷で安く、リーズナブルにインビザライン治療をご希望される方は【ダイヤモンド】ランク渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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