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歯列矯正中の食事はどうしたらいい?悩みを矯正歯科医が解決いたします!

矯正治療中は矯正装置がついているため食事が取りづらいことがあります。また矯正装置が壊れたり、外れたりするのを防止するため注意したほうが良い食べ物もあり、歯列矯正をしたいけれど、食事を楽しめるのか不安…と思われる方は多いのではないでしょうか。
ただ、食事内容に気を付ければ、矯正治療中でも食事を十分に楽しむことが可能です。

この記事では、歯列矯正中の食事について、おすすめの食べ物や注意したほうが良い食べ物などを紹介します。矯正治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

歯列矯正中にぴったりな食事4選

歯列矯正中には、どのような食事が適しているのでしょうか。まずは、歯列矯正中にぴったりな食事4選を紹介します。

咀嚼の負荷を軽減できる【柔らかい食材】

歯列矯正では、歯が移動するときに痛みを感じやすく、咀嚼するのが大変になることがあります。そのため、咀嚼の負担を軽減できる柔らかい食材がおすすめです。
例えば、豆腐やゆでた野菜、魚などが良いでしょう。舌でつぶせて、咀嚼するときに矯正器具に負担をかけづらいので、痛みも軽減できます。

噛む必要がない【液体・ペースト状の食品】

歯が痛くて咀嚼ができないときには、噛む必要がない、液体やペースト状の食品も重宝するでしょう。おかゆやリゾット、ヨーグルト、ゼリーなどが良いかもしれません。
おかゆばかり食べていると栄養が偏ってしまいますが、ヨーグルトやフルーツの入ったゼリーも食べれば、タンパク質やビタミンも摂取できます。

大きなかぶりつきを避ける【細かく刻んだ食材】

硬いものにかぶりつこうとすると、矯正器具に負担がかかります。そのため、食材を細かく刻むのもおすすめです。
例えば、ステーキをそのまま頬張ると負担がかかりますが、小さくカットすれば少ない負担で噛むことができます。また、サラダやフルーツを食べたいときもカットすると食べやすくなります。

食事の代用【スープやジュース】

歯列矯正中は、噛むことを避けるため、スープやジュースで食事を代用するのも良いです。味噌汁や野菜スープは汁物だけで栄養がたくさん摂れます。また、野菜を豊富に摂取できるスムージーもおすすめです。
最近では、コンビニエンスストアでも気軽に購入できるので、食事として取り入れやすいでしょう。

歯列矯正中の食事で注意したほうが良い食べ物4選!

では反対に、歯列矯正中に注意したほうが良い食べ物はなんでしょうか。ここでは、歯列矯正中に注意すべき食事内容と対策について紹介します。

粘り気のある【歯につきやすい食べ物】

粘り気があって歯に付きやすい食べ物は注意が必要です。矯正装置についてしまうと、取り除くのが難しいためです。また、粘り気のある食べ物には、砂糖が多く含まれていることが多いのでむし歯になる可能性もあります。グミやキャラメル、チョコレートなど、普段からよく食べるという方は多いと思いますが、歯列矯正中は避けたほうが無難でしょう。

矯正装置を傷つけやすい【硬い食べ物】

硬い食べ物は矯正装置を傷つけたり、外れやすくしたりするので注意してください。歯列矯正中は、基本的におせんべいやクッキーなどは避けたほうが良いですが、どうしても食べる場合は、小さく割ったり、奥歯で噛んだりして、矯正器具に負担がかかるのを避けましょう。

色素が強い【着色しやすい食べ物】

歯列矯正中は、隙間を埋めるためやワイヤーを固定するためにゴムを使用することがあります。色素が強い食べ物を食べるとゴムに着色し、目立ってしまうので注意しましょう。ゴムは毎回取り替えますが、着色したくないという方は、カレーやコーヒー、赤ワインなど、色素の強いものは避けるか、すぐに口をゆすいで歯を磨くようにしてください。

細くて繊維質な【装置に挟まりやすい食べ物】

えのきやほうれん草、繊維の多い肉など、細くて繊維質な食べ物は、装置に挟まりやすいです。なかなか自分では取るのが難しく、そのまま放置しているとむし歯や歯周病の原因になります。

歯列矯正中は、むし歯や歯周病の治療が優先されるため、当初の計画よりも伸びてしまう可能性があります。繊維質の食べ物はなるべく食べないようにするか、小さくカットするのがおすすめです。

歯列矯正中に食べたほうが良い食事3選

矯正治療中に積極的に摂ったほうが良い栄養素について紹介します。

ビタミンB2が多く含まれる【牛乳や卵】

矯正装置の中でもワイヤー矯正は、粘膜に装置が当たって口内炎ができやすいといわれています。口内炎の予防や回復を早める食材として取り入れたいのが、ビタミンB2が多く含まれるものです。牛乳や卵、のり、わかめなどがあります。海藻類を噛めない場合は細かく刻んだり、スープに入れたりするのがおすすめです。

ビタミンB6が多く含まれる【鮭やバナナ】

ビタミンB6も口内炎の予防・回復に効果が期待できるといわれています。鮭やバナナ、サツマイモなどに多く含まれていて、鮭は雑炊にして、バナナやサツマイモはスムージーにすると食べやすくなります。

ビタミンCが多く含まれる【トマトやピーマン】

細菌やウイルスへの抵抗力を高めるほか、皮膚や粘膜を正常に保つ効果があるとされるビタミンCもおすすめです。トマトやピーマンなどの緑黄色野菜、オレンジやグレープフルーツなどの果物に多く含まれています。ビタミンCは加熱せずに生で食べると、効率的に栄養素を摂取できるといわれています。

歯列矯正中は飲み物にも注意すべき?

飲み物も矯正装置に影響を与えます。例えば、マウスピース矯正をしている場合やワイヤー矯正にゴムが付いている場合。コーヒーや赤ワインなど、ポリフェノールを多く含んだ飲み物は装置を着色させてしまうことがあります。どうしてもコーヒーを飲みたい場合は、ストローで飲む、飲んだ後すぐに歯を磨くなどの対策が必要です。

歯列矯正中の食事で注意すべきポイントは?矯正器具別に解説

歯列矯正中の食事で注意すべきポイントは矯正器具によって異なります。ここでは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の注意点を紹介します。

ワイヤー矯正の場合

食材を小さくカットして矯正装置の負担を減らす

ワイヤー矯正中に硬い食べ物を食べると、ワイヤーが外れてしまう恐れがあるため注意が必要です。硬い食べ物は細かくカットしてから食べるようにしましょう。

注意深く咀嚼する

柔らかい食べ物でも装置に挟まると、ワイヤーが外れてしまう場合があります。咀嚼する際は、食材が装置に挟まらないように細心の注意を払ってください。なるべく食べ物を小さく、なめらかにすると防げます。

念入りな歯磨きやクリーニングを心がける

食べ物が装置に挟まったままだと、むし歯や歯周病のリスクが高まります。食事をした後は、なるべく早く歯磨きをしましょう。フロスなどを使って歯の隙間や装置の隙間も綺麗に取り除いてください。

柔らかい食材や調理法を活用する

ワイヤー矯正中は、柔らかい食事を積極的に活用しましょう。生の野菜を食べたくなりますが、ゆでたり蒸したりするだけで、装置に挟まりにくくなります。ヨーグルトやスムージーのような、噛まなくてよい食品もおすすめです。

食事の回数を小分けにして矯正装置の負荷を分散する

1度にたくさん咀嚼してしまうと、矯正装置に負担がかかりやすくなります。負担を分散するためにも、食事の回数を分けてみましょう。

マウスピース矯正の場合

破損を防ぐために食事の際は必ずマウスピースを外す

マウスピース矯正中は、マウスピースを装着しながら食事をすることはできません。マウスピースが壊れてしまう可能性があるためです。どんな場面でも必ずマウスピースを外して食事をしましょう。

食事だけではなく飲み物を飲むときも外す必要がある

マウスピースを外すのは食事中だけではありません。コーヒーや紅茶など着色しやすい飲み物を飲むときも外しましょう。また、糖分を多く含んだジュースを飲むとマウスピースと歯の間に糖分が残り、むし歯の恐れが高まるので、外すことをおすすめします。

歯に痛みや違和感がある場合は硬い物は避ける

マウスピース矯正では、基本的に食事制限はありません。しかし、新しいマウスピースに取り替えた直後は歯が動く時期で、痛みを伴うことがあります。歯に痛みや違和感があるときは硬い物を避け、歯に負担がかからないようにしましょう。

関連記事:マウスピース矯正とは?治療の特徴・メリット・流れをチェック

調理法や食材を工夫して矯正中も食事を楽しもう

今回は、歯列矯正中の食事について解説してきました。矯正中は硬い物や繊維の多い物は避けるなど食事に制限があります。しかし、細かくカットする、茹でるなど、調理法を工夫するだけで食べられるようになります。
また、歯列矯正中におすすめの食材もあるので、積極的に取り入れて、食事を楽しんでみて下さい。

ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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