お子さんの「成長」に合わせた矯正
- プレオルソ
- 床矯正
- インビザライン
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※休診日:月曜、祝日
歯並びが悪くなる原因として一般的に言われているのは「顎が小さい」ことです。現代人は幼いころから柔らかいものを食べることが多く、顎に十分な刺激が加わらないため、顎が適切な大きさに成長しないことが多くあります。そのため、狭い顎のスペースに大きな歯が無理に生えることで、歯並びがガタガタになってしまいます。
つまり、「顎の成長」を促し、歯が適切に生えるスペースを確保することで、無理なく綺麗に歯を並べることが可能になります。
また、日々の生活で、歯に継続的な力が加わる「癖」も歯並びを悪化させる原因となります。具体的には「口呼吸」「舌癖」「逆嚥下」「頬杖」「指しゃぶり」があります。
このようなことから、当院では顎の適切な成長を促すアプローチと、歯並びを悪化させるくせの改善の両方にアプローチし、歯並びが悪くならない「予防矯正」を実施します。
またすでに歯並びが悪くなってしまっている場合は「インビザラインファースト」と呼ばれるマウスピース型の矯正装置をご提案しています。
それぞれご紹介します。
適切な顎の成長を促すために行うことは次の3つになります。お口の状態によって行うことを選択します。
✅プレオルソ
✅床矯正
✅MFT(筋機能訓練)
それぞれご紹介します。
プレオルソはマウスピース型の装置の一種で、歯並びの矯正や口腔筋(お口の周りの筋肉)のトレーニングのために使用する装置で、主に、6歳~12歳の乳歯から永久歯に生え変わる時期に使用し、日中2時間と就寝時に装着すればOKです。
この装置は、歯が正しい位置に生えるように誘導したり、鼻呼吸を促したり、前歯を舌で押す癖を改善するのに効果的です。
歯は「舌・頬・唇の筋肉」のバランスに合わせて並びます。装置をお口に入れることで自然に口周りの筋肉を鍛え、バランスを整えるため、歯が正しい位置に並びやすくなります。
従来の矯正と比較するとプレオルソは次のような特徴があります。
一般的な小児矯正 | プレオルソ | |
---|---|---|
装置 | ワイヤー等の装置 | マウスピース型の装置 |
抜歯の可能性 | ある | 低い |
治療後の保定装置 | 必要 | 必要ない |
後戻り | 歯並びが悪くなる原因が改善されないので、歯並びが戻る確率が高くなる。 | 歯並びが悪くなる原因をなくすため、治療後の後戻りは少ない |
歯並びの綺麗さ | 綺麗に整う | 綺麗さよりも機能の回復を優先させるため、一般的な矯正と比べると歯並びの綺麗さは若干劣る |
トレーニングの有無 | 行わない | 自宅で1日数分のトレーニングを行う必要あり。 |
副次的効果 | 特になし | 正しい姿勢の獲得 |
先ほどもお伝えしましたが、「歯並びを悪くする癖」つまり、口呼吸、舌癖、逆嚥下の他、頬杖、唇噛み、うつぶせ寝/横向き寝等があります。これらを改善することで、歯並びが悪くなる原因がなくなり、自然と正しい方向に歯は並んでくれます。
当院ではこの悪癖を「トレーニング(筋機能訓練)」で改善していきます。
「床矯正」は装着することで顎の骨を広げ、歯が並ぶスペースを確保する治療方法です。顎の骨の幅が狭いということは、歯を並べるスペースが不足しているということになります。スペースが狭ければ、歯が収まりきらず、歯並びが悪くなる可能性が高まるため、床矯正を使用します。床矯正のメリットは以下の通りです。
一方、デメリットとしては次の点があります。
成長期のお子さんや、すでに歯並びが悪くなっているお子さんには「インビザラインファースト」と呼ばれる目立たないマウスピース型の矯正装置をご用意しています。この装置は、1~2週間ごとにマウスピースを交換して歯並びを整えていきます。対象年齢は一般的に6~10歳のお子さんとなります。
「矯正は早く始めた方が良い」と聞いたことがあるかもしれません。では、その理由をご存じでしょうか?ここでは、早期矯正のメリットについてご説明します。
子どもは成長過程にあるため、適切な治療を行うことで、歯並びを自由にコントロールできます。骨格が定まっている大人と異なり、抜歯をしなくても整えられる可能性が高まります。
学校などで歯並びの悪さを指摘されることがあります。お子さんによっては、周囲からの指摘でコンプレックスとなり内向的になってしまうこともあります。歯並びを整えることで、自信を持つことができ、コンプレックスから解放される助けとなります。
歯並びが悪いと歯磨きがしづらく、磨き残しが生じやすくなります。その結果、「虫歯」や「歯肉炎」になることがあります。
しかし、歯並びを整えることで見た目が良くなるだけでなく、お手入れがしやすくなり、虫歯や歯肉炎の予防にもつながります。
歯並びを整えることで、顔立ちやフェイスラインが整うことがあります。特に「出っ歯」「受け口」「叢生」といった症状の歯並びを改善することで、その効果を強く感じられるでしょう。
よく親御さんから、矯正治療のタイミングについてよく質問をいただきます。結論から申し上げると、それぞれのお子さんに最適な治療開始時期があるため、一概に何歳からがベストとは言えません。
舌癖があったり機能的な問題がある場合は「4歳~6歳頃」に治療を始めることをおすすめします。癖や顎の前後的な問題がなく、歯のガタガタだけが問題の場合は、「7歳~9歳頃」に治療を始めるのが良いでしょう。
お子さんの矯正治療は主に2つの段階に分けて行います。れぞれの特徴を下記にまとめましたのでご覧ください。
Ⅰ期治療(6歳~10歳) | Ⅱ期治療(12歳前後) | |
---|---|---|
治療期間 | 一般的に永久歯に生え変わる | 一般的に永久歯が生えそろう12歳前後 |
治療の目的 | 顎の骨のズレや幅を修正し、正常な成長を促します。 | Ⅰ期治療で歯を並べるスペースを確保した後も、歯並びや噛み合わせが整わなかったり、出っ歯になってしまった場合には、ワイヤーやブラケットを固定して歯を動かしていきます。 |
ひとり一人の成長に合わせて行うのが子どもの矯正治療には大切です。段階的に治療を進めることで、歯並びと噛み合わせを整えていきます。
歯並びの悪さは、「虫歯や歯周病リスク」に影響します。また、食べ物がうまく咀嚼できないため、丸呑みしてしまい、胃腸に負担を掛けてしまうこともあります。さらに、活舌が悪くなったり、顎に負担がかかることで「顎関節症」を引き起こしやすくなります。その結果、肩こりや耳鳴り、腰痛などの症状出る可能性もあります。
子どもが自ら歯並びや噛み合わせの異常を訴えることは稀です。その変化に気づけるのは、身近な存在である親御さんです。下記のチェックリストを参考に、お子さんのお口の状態を確認してみてください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。