目次

子どもの歯列矯正はいつから?年齢のタイミングやメリットを解説

こんにちは

渋谷ルーブル歯科・矯正歯科です。

前回「小児矯正の種類」についてブログを書きました。今回は子供の矯正治療がどんなものか簡単わかりやすく説明していきます。

 

 

 

小児矯正とは

まず子供の矯正治療には成長と矯正治療をする時期によって一期治療(6~10才前後まで)と二期治療(10代)と二つに分けられます。一期治療はあごを大きくする治療二期治療は生えてきた歯をそろえる治療になります。なのでお子さんの矯正といっても年齢によって矯正装置や治療方針がだいぶ変わってきます。

関連記事:子どもの歯列矯正の種類には何がある?

小児矯正を始めるタイミング

小児矯正を始めるなら早い子であれば4~5才のまだ大人の歯がはえていない時期にスタートします。このタイミングで矯正治療をスタートしなければいけない子は骨格的な要素が強く特に受け口(しゃくれ傾向)の子が対象になります。歯並びが反対咬合(上あごの前歯が下あごの前歯によって隠れてしまっている子)も同様に対象となります。

小児矯正のスタートのタイミングで一番多いのが6才からになります。お子さんの歯のはえ変わりがスタートする時期が丁度この時期になると6歳臼歯がはえ、続いて上の前歯がはえ変わります。ここで前歯がガタついてたり、変なところからはえてきて矯正治療に進むことが多いです。

小児矯正で遅いスタートだと9才ぐらいです。この時期から3番犬歯(糸切り歯、八重歯)が生えてくる時期なのでこれよりも遅い時期にスタートすると、成人矯正と治療内容が大差ありません。というのは上あごの成長のピークが9才ぐらいなのでこの時期までに1期治療(上あごを大きする)を終える必要があり、上あごの成長のピークを過ぎると大きく広げることが難しくなるからです。

10才を超えてくると二期治療に分類されます。二期治療は生えてきた歯をそろえる治療なので大人の矯正に近くなります。

 

子どもの矯正治療って何才まで?

子どもの矯正って長いイメージの方が多いと思いますが何才くらいまでやるのでしょうか?長い子だと6才~13才くらいまでかかります。というのも子供の歯から大人の歯に全て生え変わるのが6才からスタートし12才ぐらいまでかかります。遅い子だと7才から歯の交換が始まり14才ぐらいまで交換に時間がかかります。なので子どもの矯正が長くなるのは歯の交換を待っているからでした。

子供の矯正装置の種類

こちらは前回ブログでまとめましたのでそちらを参照してください。

関連記事:インビザラインファースト(子どものマウスピース矯正)とは?

小児矯正のメリット

小児矯正は成人矯正と比べ期間が長くなりやすいです。しかし小児矯正で始めるメリットはあごを大きくすることで歯が並ぶスペースを確保できるので、成人矯正に比べ圧倒的に歯を抜く矯正になる可能性が低いです。また歯を大きく動かすわけではないので後戻りも少なくなります。その他継続して通うので虫歯管理予防歯科知識の習得なども大事になってきます。あと正しいお顔の成長・発育が可能で、舌壁(ベロの悪い癖)口腔習癖(お口ぽかん)の改善正しい噛み合わせの獲得などたくさんあります。

小児矯正デメリット

小児矯正器具は取外しができるものが多く家族、本人の協力が必要不可欠になってきます。いくら装置が優れていてもそれをはめてもらえなければ歯並びは一向に綺麗になりません。なのでお母さんだけがやる気になっててもうまくいかないので、ドクター、保護者の方、お子さんのコミュニケーションが大事になってきます。

まとめ

小児矯正には一期治療・二期治療がそれぞれ年齢によって分かれており、成人矯正よりも期間が長くなってしまう。種類はワイヤーやマウスピース、床器具がありそれぞれ特徴がある。子供のうちから矯正治療をすることで骨格、顔貌、癖、噛み合わせ、歯科知識、予防など全て正しい方向へ成長させることができるので、小児矯正でお困りの方はぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

ご予約・ご相談はこちら

 

この記事を監修した人

監修者の写真

医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】