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歯列矯正でeラインを引っ込めることで口元は変えられる?現役矯正歯科院長が徹底解説!

近年、審美を気にする方が増えるにつれて「eライン」が意識されるようになってきました。

横顔の美しさの基準として考えられており、美容外科で用いられる言葉です。

しかし実際に耳にすることはあっても「eラインって何?」と感じる方は多くいます。一口に横顔の美しさと言われても、わかりにくいですよね。

「口ゴボ」という言葉に代表されるように、横顔は多くの方が気にしている審美です。

中でも歯に関係している場合は、矯正治療でeラインを変えられます

今回はそんなeラインについて解説します。歯列矯正と一緒に口ゴボを治したいと考えている方は、必見ですよ。

eラインとは何か?

正面と横向きの女性の顔のイラスト

そもそもeラインとは何なのでしょうか。eラインは「エステティックライン」のことです。

顔を横から見た時、鼻と顎(オトガイ点)を結んでできる直線を指します。

中でも美しいeラインは、口元がやや後ろに下がった状態です。横顔美人と呼ばれる女性を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

ではなぜ多くの方がeラインを意識するのか。以下で更に深掘りして解説します。

  • なぜeラインが重要なのか
  • 理想的なeラインとは

なぜeラインが重要?

考え事をしている女性

美容においてeラインが重要とされているのには理由があります。横顔の美しさの基準だからです。

口元が美しいと、顔が上品に整って見えます。eラインは口元の美しさの指標だからです。

人は常に正面だけを見て生活していません。学校や仕事など、多くの場合において横顔を見る方が多いでしょう

そんな中で、eラインが整っていると美しく感じます。横から見たときに口元が突出していないからですね。

また、顔の美しさは下半分が大きく影響しています。マスク美人という言葉があるように、マスクを外すとガッカリした経験は誰しもあるでしょう。

eラインを意識すると、こうした状態を防げます。魅力的な顔になるためにも、eラインは重要です。

理想的なeラインとは

理想的なeライン

理想的なeラインは、eラインの内側に口先がある横顔です。日本人は鼻が低く、下顎先が後方にあるため、難しいラインとなります。

一方の欧米人は、骨格が違うこともあって比較的eラインを形成しやすいのが特徴です。

自分のeラインがどうなのかを知りたい場合は、セルフチェックをしてみましょう。方法は簡単です。鏡を見る必要もありません。

人差し指を鼻先と顎先につけるだけでわかります。人差し指に唇が当たらないか、軽く触れるくらいであれば理想的なeラインです

もし触れるようであれば、理想的なeラインでない可能性があります。

あくまでeラインを判断する基準の1つなので、気になる方は美容外科や矯正歯科など専門医に相談することをオススメします。

eラインができていない人の特徴

さまざまなeライン

eラインができていない人には、共通する特徴があります。セルフチェックをしながら、以下に当てはまっていないかを確認してみてください。

  • 口先が突き出ている(口ゴボ)
  • 下顎が上顎よりも出ている(受け口)

口もしくは顎が前に出ていると、eラインができません。真っ直ぐなラインを形成できないためです。

この場合、様々な原因が考えられます。生まれつきの骨格もあれば、口呼吸など日々の生活習慣によるものまであります。

そのため、自力で理想的なeラインを実現するのは難しいでしょう。専門家と二人三脚で取り組むことをオススメします

中でも多くの方が取り組んでいるのが、歯列矯正です。

歯列矯正でeラインは変えられる?

マウスピースを持っている女性

歯列矯正は、歯並びを矯正する治療です。中でもワイヤー型の矯正が広く利用され、子供から大人まで多くの方が治療に取り組んでいます。

eラインは歯列矯正をすることで変えられます。原因のほとんどが歯並びが原因となっているためです。

そのため歯列矯正をすればeラインは変えられます。出っ歯を思い浮かべていただければわかりやすいでしょう。

出ている歯を矯正すれば、口元が引っ込みますよね。

今回は以下にケースに分けて、それぞれ個別に解説します。ぜひ参考にしてください。

  • 出っ歯の矯正
  • 叢生の矯正
  • 受け口の矯正

 

関連記事:ワイヤー矯正とは?仕組みや種類などを徹底解説

出っ歯の矯正で口元を引っ込めてeラインを変える

笑顔の口元

出っ歯の矯正をして口元を引っ込めることで、eラインを変えられます。出っ歯によって前に突き出ている部分がeラインを阻害しているためです。

eライン以外にも出っ歯の方は以下のデメリットがあります。

  • 口が閉じにくい
  • 口元だけが盛り上がって見える
  • 笑うと唇よりも先に歯が見える
  • 顎に梅干しのようなシワができる

気になるものばかりですよね。なるべくなら治したいと考えている方も多いでしょう。

歯列矯正ならば、出っ歯から綺麗な歯並びにできます。

綺麗な歯並びになれば、出っ歯によって突き出ていた口元が元に戻り、自然と理想的なeラインになります

出っ歯の矯正は、理想的なeラインに変えられる方法の1つです。

関連記事:インビザライン矯正で出っ歯は治せる?出っ歯の種類と治療方法

叢生の矯正で口元を引っ込めてeラインを変える

歯並びの悪い口元

叢生の矯正で口元を引っ込め、eラインを変える方法があります。叢生とは、乱ぐい歯のこと。八重歯も当てはまります。

歯の大きさと歯が並ぶ顎の大きさがアンバランスになることで起こる症状です。歯が並びきらず、何カ所かで重なってしまいます。

結果、口が突き出ている状態になります。

歯列矯正ならば叢生の矯正も可能です。アンバランスの程度が大きい場合でも適切な治療によって、理想のeラインを実現できます

歯並びで悩んでいる方は、eラインを変える意味も兼ねて矯正歯科に相談することをオススメします。

関連記事:八重歯矯正の方法は?費用や期間を徹底解説

受け口の矯正で口元を引っ込めてeラインを変える

歯の模型

受け口の矯正で口元を引っ込め、eラインを変える方法もあります。受け口は、上下の噛み合わせのバランスが取れていない状態です。

噛み合わせは歯並びを整えれば改善するので、歯列矯正が有効的な方法となります

受け口を歯列矯正で改善する場合、以下の手順で行います。

  • 1.歯を美しく並べる空間を作る
  • 2.矯正器具を装着して矯正する

歯並びを後ろに引っ込める矯正によって、受け口を改善させる形です。

ただし、歯並びではなく骨格的な要因で受け口になっている場合は、歯列矯正では改善できません。顎の骨を切るため、外科矯正手術が必要です。

まずは矯正歯科に相談し、歯列矯正で受け口を改善できるのかを確認すると良いでしょう。

eラインを矯正するにはどの矯正治療が向いている?

歯科医

歯並びの矯正治療には、様々な種類があります。中でもeラインの矯正に向いているのは、以下です。

  • ワイヤー型矯正
  • マウスピース型矯正

現在使われている方法であれば、eラインの矯正ができます

歯並びによっては対応できない場合があるので、治療前のカウンセリングで検査を受けてください。

歯並びの状態によっては、歯を並べるスペースを作るために、歯を削ったりアンカースクリューと呼ばれるネジを打ち込んだりします。抜歯をするなんてことも。

歯の状態は一人ひとり違うので、まずはどんな矯正が向いているのかを矯正歯科に相談しましょう

歯列矯正で口元を引っ込めることでeラインは変えられる

歯の治療中

近年、横顔美人になれるとして注目を集めているeライン。口元が出ていてコンプレックスを感じている方が多くいますが、歯列矯正で口元を引っ込めることでeラインを変えられます。

特にeラインに影響を与えているのは、出っ歯や叢生といった歯並びです。

これらは歯列矯正を適切に受けることで、改善できます。理想のeラインを手に入れることも夢ではありません

歯列矯正は矯正歯科で受けられます。渋谷駅近くで受けたい方は、ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」の無料カウンセリングへご相談ください。

 

 

 

 

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】