喫煙者は歯を無くす?歯の健康とたばことの関係について徹底解説
この記事を監修した人
医療法人社団ルーブル 理事長
愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。
喫煙は法律が許す限り、個人の自由です。
喫煙は健康を害することで広く知られていますが、ニコチンなどの有害物質が依存性を高めているので、止めたくてもなかなか止められないでしょう。
さらに喫煙を何年も続けていると、人によっては歯を喪失してしまうかもしれません。
今回は、喫煙がもたらす歯への影響について解説していきます。
記事後半では渋谷ルーブル歯科・矯正歯科を紹介しますので、たばこのことで歯の相談や治療を検討している人は参考にしてください。
日本の喫煙率はどれくらい?
厚生労働省が2019年に行った調査で、男性の喫煙率は27.1%、女性の喫煙率は7.6%という結果でした。
過去の統計から男性の喫煙率は徐々に減少傾向にありますが、女性の喫煙率はその年によって上下するものの、ほぼ横ばい状態です。
全体的に減少傾向にありますが、下記で紹介する喫煙による弊害を啓発したとしても、残念ながら喫煙者をゼロにはできないのが現状です。
たばこを吸うことによる一般的な副作用
たばこを吸うことによる副作用、つまり喫煙による弊害です。
言い方を変えると「ニコチン依存症」という精神疾患で弊害に含まれます。
知っている人もあらためて再認識していただき、主な3つの弊害要因について取り上げました。
さまざまな有害物質を取り込んでしまう
喫煙は喫煙者本人以外に、副流煙という形で他者を巻き込む可能性があります。
たばこの煙には数千種類以上の有害物質が含まれており、うち少なくとも40種類には発がん性物質が含まれているのです。
喫煙者にとっては酷なことですが、喫煙自体そのものが健康を損なう行為と言わざるを得ません。
ゆえに非喫煙者と比べて寿命が減る傾向にあり、喫煙は「百害あって一理なし」です。
がんや脳卒中など大病を患うリスクを上げる
たばこの煙には多くの有害物質が含まれていて、がんや脳卒中などのリスクを高めてしまいます。
がんは食道がんや肺がんなどが非喫煙者よりも患うリスクが高く、脳卒中のような大病を患うリスクも高めてしまうのです。
非喫煙者でも副流煙によって、有害物質を取り込んでしまう可能性があり、注意が必要です。
妊婦の場合は流産のリスク上昇
妊婦の場合、喫煙することで流産や早産のリスクを高めてしまいます。
それだけではなく、胎児に影響を及ぼし、障がいを持って生まれてくる可能性があり、母体の妊婦が有害物質を取り込んでいたら、胎児に何かしらの影響を与えるからです。
つまり、妊婦が喫煙すると生まれてくる子どもの命を左右することになるので、たとえ喫煙しない場合でも副流煙には気を付けましょう。
たばこを吸うと歯が悪くなる理由
歯が変色しやすくなる
喫煙すると歯が変色しやすくなります。
一般的には「ヤニ」がつくと言われていますが、ヤニはタールという真っ黒で脂っぽい液体状の物質なので、黒い色素は白い歯にくっつくと歯磨きでは取れません。
人によっては黄ばんだ色にもなるので、有害物質が細菌を取り込みやすい状況を作っているからです。
また、歯だけではなく歯ぐきも変色する場合もあります。
一酸化炭素が歯の健康を損なう
喫煙をすると微量だとしても一酸化炭素が発生します。
一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと非常に強く結びつき、酸素との結びつきよりも超越してしまうのです。
血液中に一酸化炭素が入り込むために、特に口腔内の酸素を排除する形でヘモグロビンと結びつくと、酸欠状態となります。
全身の細胞を酸欠状態にさせ、血流の悪化・唾液分泌の低下が起こるなどの理由によって、細菌が増えて歯周病につながるのです。
結果的に歯の健康にダメージを与えてしまいます。
歯周病のリスクが高まる
たばこを1本でも吸うと口腔内の環境を一気に悪化させてしまいます。
上記で説明しましたが、多くの有害物質や発がん性物質を取り込んでしまい、歯の健康を脅かすからです。
さらに一酸化炭素によって血流量が減少すると歯ぐきに影響を及ぼし歯周ポケットの形成へとつながり、歯周病のもととなります。
一度歯周病になると治らない、正確に言えば歯周病になってしまうと元の健康的な状態に戻すことは極めて難しいので、歯の健康のことを考慮するのであれば、禁煙が一番効果的です。
たばこを吸い始めるといつから歯に影響を及ぼす?
どんなきっかけでたばこを吸い始めたのかは不問として、たばこを吸う前は歯が健康体だったとします。
個人差はありますが、喫煙を始めて1ヵ月(それ以下の場合もあり得る)すると白かった歯が黒か黄ばんだ色に変化し始めて、歯に影響を及ぼしているのです。
歯以外に歯ぐきにもダメージを与えるので、たばこを吸い始めて日が浅くても歯周病になってしまう可能性は高まります。
特に未成年者がたばこを吸うと危険です。
歯の健康を害するだけではなく、平均寿命も縮んでしまうので、絶対に喫煙はやめましょう!
喫煙が原因で歯をすべて失う!?考えられるその後の生活
歯科医院に駆け込むことなく、喫煙が原因で歯をすべて失ってしまったとします。
その後どんな生活を送る羽目になるのか主な2つのケースを想定して紹介します。
歯を失って入れ歯生活
毎日喫煙、特にヘビースモーカーの人は歯を失って入れ歯生活を余儀なくされるかもしれません。
重度の歯周病にかかってしまい、最終的に歯がすべて抜け落ちてしまえば、硬いものは食べられなくなります。
ゆえに、入れ歯を入れて生活しなければ食べ物を噛むことができなくなるのです。
一度失った歯は元には戻りませんので、入れ歯生活はやむを得ないことでしょう。
歯を失ったことに対する喪失感を背負う
人によっては歯を失った原因が喫煙だったことを知ると、喪失感に苛まれることがあります。
喫煙は身体に良くないと頭ではわかっていても、ニコチンの依存性に勝てず、再度吸ってしまう人が多いです。
結果的に歯を失ってから後悔することとなり、グルメが好きな人にとっては痛手となります。
禁煙外来が歯の喪失を防ぐ最後の砦
たばこを吸うと歯が悪くなることを身をもって知った人は禁煙外来に出向き、禁煙を実施するしか歯の健康悪化を食い止める手段は残されていないかもしれません。
ここでは禁煙外来の治療方法などについて割愛しますが、端的に説明すると問診を受けて必要に応じて禁煙補助薬が処方されます。
人によっては禁煙外来に通っても、再び喫煙する人がいて意味を持ちません。
ゆえに禁煙外来に通うだけでは歯の健康は守れないので、下記にて紹介する渋谷ルーブル歯科・矯正歯科のような歯科医の下に出向いて歯の健康相談を実施することが必要となるでしょう。
つまり、歯の現状を理解するためには喫煙がもたらす危険性を客観的に認識することが必要なのです!
歯を残したい!問題解決したいなら渋谷ルーブル歯科・矯正歯科へ
渋谷ルーブル歯科・矯正歯科は、渋谷駅を出てから徒歩3分の距離にある歯医者です。
渋谷は東京以外に埼玉や神奈川などの関東一円から来訪しやすい場所に位置します。
喫煙が原因で歯並びが悪くなったとか、歯が抜け落ちる寸前まで状態が悪化したなど、口腔内の健康を正しい方向へ導くために尽力するのがモットーです。
歯のことで困っている人を救うため、治療方針について丁寧なご説明を行っています。
どのような治療を行うのか、一度診察してから具体的に決めていく予定です。
喫煙者はすぐに歯の状態チェックを!困ったときは渋谷ルーブル歯科・矯正歯科が相談に乗ります
自治体が配った無料検診の案内でたまたま歯科医院にやってきた人、また喫煙が原因で歯の調子が悪くなって歯科医院にやってきた人など人によって事情が異なると思われます。
喫煙者の場合、歯の変色や歯周病が無意識のうちに進行していることが多いので、歯の病気にかかったことがない人でも一度歯の状態チェックを行うことをおすすめします。
何かあってからでは遅いです!特に歯が抜けてしまってからは後悔することになるでしょう。
困ったときは渋谷ルーブル歯科・矯正歯科が相談に乗ります。
渋谷に限らず、新宿にもルーブル歯科・矯正歯科はございますので、どちらでもかまいません。
土日も診療していますので、何気ない相談でも対応しやすいです。
まとめ
以上で喫煙がもたらす身体への影響についていろいろと紹介してきました。
喫煙と歯の健康の関係性についての要点は以下のとおりです。
- 喫煙は身体全体に悪影響を及ぼす
- 喫煙をし続けると歯が変色し歯周病にかかりやすくなる
- 喫煙が原因で歯がすべて抜け落ちてしまう可能性がある
喫煙者の歯は口腔内を含めいろいろと健康的な問題を抱えていることが多いです。
もし渋谷区で治療ができる歯科を探しているのなら、ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」の無料カウンセリングへご相談ください。
渋谷まで遠いと感じる方は、新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」へお越しいただいてもかまいません。
喫煙で痛んだ歯をできるだけ健康な状態に改善することを目標として掲げていますので、まずは一度ご相談ください。
この記事を監修した人
医療法人社団ルーブル 理事長
愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。
【略歴】
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- しんファミリー歯科 矯正監修
- 大手審美歯科クリニック 代診勤務医
- 医療法人清翔会 エスカ歯科・矯正歯科 院長就任
- 渋谷ルーブル歯科・矯正歯科 独立開業
- 医療法人社団 ルーブル設立 理事長就任
- 新宿ルーブル歯科・矯正歯科 開業
【所属団体】
- インビザライン社公認 ダイヤモンドプロバイダー
- インビザライン(マウスピース矯正)認定医
- インコグニート舌側矯正 認定医
- winシステム舌側矯正 認定医
- 日本矯正歯科学会 所属
- 日本成人矯正歯科学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本外傷歯学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会 所属
- 日本歯科審美学会 所属 他多数