目次

歯並びが悪いと印象も変わる?綺麗にするメリットや治療方法も解説

美しい歯並びは、見た目だけでなく健康にも大きく影響します。
歯並びが悪いことには多くの弊害があり、虫歯のリスク増加や発音の問題などが挙げられます。

しかし、適切な矯正治療と生活習慣の改善により、歯並びの問題は解決可能。
本記事では、歯並びに影響を与える要因、悪い歯並びの弊害、歯並びを綺麗にするための方法とメリットを詳しく解説します。

自信に溢れる健康的な笑顔を取り戻すための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。

 

渋谷で矯正歯科をお探しなら、渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

 

歯並びに影響を与える要素

歯並びに影響を与える要素は、いくつかあります。 以下は、歯並びを悪くする代表的な要因です。

  • ・遺伝
  • ・悪い生活習慣
  • ・偏った噛み方・食生活
  • ・虫歯・親知らず・歯周病
  • ・乳歯の虫歯
  • ・先天性欠損
  • ・歯を喪失して放置する

 

順番に見ていきましょう。

①遺伝

歯の大きさや形、顎の構造は両親や祖父母の遺伝により決まることが多いです。
例えば、受け口や顎の形状など、両親や祖父母が特定の歯並びをもつ場合、子どもにも同様の傾向が現れる可能性が。

そのため、子どもの歯列が乳歯から永久歯に移行する時期は、特に注意が必要でしょう。

②悪い癖・生活習慣

子ども時代の悪い生活習慣は、歯並びに大きな影響を及ぼします。
指しゃぶり、爪や唇を噛む癖、頬杖などが該当しますが、歯を動かすのに十分な力を与えてしまい、歯並び悪化の原因となってしまうのです。

例えば、指しゃぶりは上顎を変形させ、出っ歯や開咬(前歯が噛み合わない状態)を引き起こす要因に。
また、爪を噛む癖や唇を吸う癖は前歯を不自然に動かし、噛み合わせの問題を引き起こします。

さらに、頬杖は顎のバランスを崩し、口呼吸や舌癖は歯並びに悪影響を及ぼすでしょう。 これらの悪習慣は幼児期に改善することが重要だと言えます。

関連記事:歯並びと口呼吸の関係とは?鼻呼吸への改善方法も解説

③偏った噛み方・食生活

歯並びは日常の食生活や噛む行為にも影響されます。
子どもの成長期に硬い食べ物を噛まないことで、顎の骨や口周りの筋肉が十分に発達せず、永久歯が生えるスペースが確保できなくなるケースがあります。
特に、柔らかい食べ物ばかり摂取する習慣は、顎の成長を阻害。
狭い顎の中で歯が正常に並ばないことが原因で、歯並びが悪化してしまうのです。

また、常に片方の奥歯でのみ咀嚼する習慣は、顔の左右のバランスを崩し、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす場合が考えられます。

④虫歯・親知らず・歯周病

虫歯や歯周病は、歯並びに大きな影響を及ぼす病状です。
虫歯や歯周病により歯が損傷し、欠けたり失われたりすると、残った歯がそのスペースに移動し始めます。
これにより、周囲の歯が倒れる、対向する歯が伸びるなどの現象が起き、歯並びが悪化してしまうのです。

また、親知らずの異常な生え方、特に斜めに生えると他の歯に圧力をかけ、歯並びに悪影響を与えます。
これらの状態は、日々の咀嚼による力の影響でさらに進行するため、早期の対応が重要でしょう。

⑤乳歯の虫歯

乳歯の虫歯は、永久歯の成長に大きな影響を与えます。
乳歯が虫歯になり根の病気を抱えると、新しく生える永久歯がその病巣を避けるように成長し、本来の位置からずれて生えることがあります。
これにより、歯並びが悪くなる可能性があるのです。

そのため、生え変わる乳歯の虫歯を軽視するのではなく、適切な歯磨きと早期の歯科治療で乳歯の健康を守るのも重要です。
特に低年齢の子どもは歯科治療が困難な場合もあるため、予防法の指導が大切でしょう。

⑥先天性欠損

先天的に永久歯が欠けている場合、その部分の歯並びに影響を及ぼす場合があります。
永久歯が生えてこない場合、隣接する歯がそのスペースに移動し、歯並びが悪化するのです。

レントゲン検査によって早期に状態を把握し、適切に対応することで、歯並びの問題を極力抑えることは可能でしょう。

⑦歯を喪失して放置する

虫歯や歯周病によって歯を失うと、失った歯のスペースに隣の歯が移動する、対峙する歯が伸びる場合があるのです。
結果、歯並びが悪くなり、噛み合わせに問題が生じてしまいます。

歯を喪失した場合は、その部分に何らかの治療を施し、歯並びの変化を防ぐ対策が必要です。

歯並びが悪いことによる弊害

歯並びが悪いことで、見た目の問題だけでなく口腔内の健康にも影響を及ぼします。 主に、以下5つの弊害が挙げられます。

  • ・見た目の印象が悪くなる
  • ・虫歯になりやすい
  • ・歯が痛みやすい
  • ・発音・発声に支障が出る
  • ・口腔内以外の健康にも波及する

 

一つずつ見ていきましょう。

見た目の印象が悪くなる

歯並びの状態は、見る人の第一印象に大きな影響を与えます。
特に、不規則な歯並びや隙間がある場合、清潔感が不足していると受け取られ、健康的でない印象を与えてしまいます。

ビジネスシーンでは、相手に不快感を与え、信頼感を損なうことにもつながるでしょう。
また、歯並びが悪いと、丁寧に歯磨きしてもガタガタした歯並びやすきっ歯では磨き残しが生じ、不潔な印象を拭い去るのが難しくなります。

さらに、口臭や汚れのイメージが強くなってしまうでしょう。

虫歯になりやすい

歯並びが悪いと、歯磨きの磨き残しが発生しやすくなります。
不規則な歯並びが歯ブラシのアクセスを妨げ、汚れが残りやすい環境を生み出すためです。

磨き残しは歯垢の蓄積を促し、結果として虫歯や歯周病のリスクを増加。
口腔疾患は、歯並びをさらに悪化させることもあり、見た目だけでなく口腔衛生にも悪影響を及ぼします。
そのため、歯並びが悪い場合は特に、定期的な歯科検診や適切なオーラルケアが重要となるでしょう。

歯が痛みやすい

歯並びの悪さは、虫歯や歯周病だけでなく、噛み合わせの問題から痛みを引き起こすケースも。

噛み合わせのバランスが悪いと、食事の際に歯や顎に不均等な圧力がかかり、歯が痛む、顎が痛むといった症状が生じるのです。

さらに、不均等な噛み合わせによって歯同士が擦れ合い、痛みを感じることも。
歯並びの改善を通じて緩和されるケースが多く、歯科矯正が有効な対処法の一つとされています。

関連記事:【保存版】あごが痛い人必見!それ歯並びが原因かもしれませんよ

発音・発声に支障が出る

悪い歯並びは、発音や発声にも影響を与えます。歯が正しい位置にないと、舌や唇の動きが妨げられ、滑舌が悪くなる場合があるのです。

例えば、出っ歯の場合は口を閉じにくく、ま行や濁音・半濁音の発音が難しくなります。
また、すきっ歯は、言葉を発する際に隙間から息が漏れやすく、発音が不明瞭に。
反対咬合の場合は、舌の動きが制限されるため、相手に言葉が伝わりにくくなることも考えられます。

これらの問題は、歯列矯正によって改善されるケースが多く、発音や発声の改善につながる例が多いです。

口腔内以外の健康にも波及する

歯並びの悪さは、口腔内の問題に留まらず、全身の健康にも影響を及ぼします。
まず、不適切な歯並びや噛み合わせの問題は、姿勢の悪化につながる可能性が。
歯並びと身体のバランスは密接に関連しており、全身の歪みや不調を引き起こす場合があるのです。

例えば、歯並びの悪さが原因で噛み合わせが不適切な場合、力を入れる際の不自然な動きが肩こり、めまい、頭痛などを引き起こす原因に。

さらに、噛み合わせが悪いと、食事中に食べ物を十分に咀嚼できなくなるため、胃腸への負担が増加します。
咀嚼不足により食べ物が胃腸で適切に処理されず、消化不良や栄養の吸収不足につながる可能性が考えられるでしょう。

歯並びを綺麗にするメリット

歯並びを綺麗にすると、以下のようなメリットを受けられます。

  • ・見た目が改善する
  • ・虫歯が出来にくくなる
  • ・発音が聞き取りやすくなる
  • ・鼻呼吸がしやすくなる
  • ・口腔内以外の健康増進につながる

 

見た目の改善だけでなく、口腔内外の健康にもメリットをもたらします。 一つずつ確認していきましょう。

見た目が改善する

歯並びが整うことで、清潔感と健康的な印象を与え、第一印象を大きく向上させます。
人は、相手の口元の状態から、健康状態や生活習慣を無意識のうちに判断することが多いため、綺麗に並んだ歯は好印象を与える要素となります。

また、歯並びが整うことで口元に自信が持てるようになり、自然と笑顔が増え、性格が明るくなる場合も。

歯並びの改善は見た目の美しさだけでなく、内面の自信にも影響を与えるため、全体的な印象の向上に貢献します。

関連記事:理想的な歯並びとは?その条件や治療方法を解説

虫歯が出来にくくなる

歯並びが整うと歯磨きの効果が高まり、虫歯や口臭、歯周病のリスクが減少します。歯ブラシが歯の隅々まで届きやすくなり、より効果的な口内ケアが可能になるのです。
そのため、食べかすが歯の間に残りにくくなり、口臭の予防にもつながります。

また、歯並びが整うことで、以前は歯ブラシが届きにくかった部分の手入れも容易になり、虫歯の予防にも効果的。
歯並びを綺麗にするのは、見た目の美しさを手に入れるだけでなく、口内環境の改善にも大きく関係しているのです。

発音が聞き取りやすくなる

歯並びを綺麗にすることで、発音を大きく改善します。
歯並びが整っていると、舌の位置が適切に保たれ、発音に必要な口内の動きがスムーズに。
特にタ行やナ行など、上の歯の内側に舌をつけて発音する言葉がはっきりとし、滑舌が良くなるのです。
発音が明瞭になり、コミュニケーションが円滑になる効果が期待できるでしょう。

鼻呼吸がしやすくなる

歯並びの改善は、呼吸の質にも影響を及ぼします。
口呼吸から鼻呼吸への切り替えが容易になり、空気の浄化や加湿、温度調節など、鼻呼吸が果たす多くの機能を最大限に活用できるでしょう。

風邪やアレルギーの原因である、細菌やウイルスの侵入も防げるため、全体的な健康の向上に寄与します。

口腔内以外の健康増進につながる

歯並びの改善は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康状態にも好影響を及ぼします。
歯並びが良くなることで、顎の成長や全体のバランスが整い、頭痛、肩こり、めまい、腰痛などの症状が軽減される可能性があります。
また、心身のリラクゼーション効果が得られ、血圧や血糖値の改善、脳の活性化など、全身の健康状態を促進する効果も期待できます。

さらに、適切な噛み合わせによる効果的な咀嚼は、消化機能の向上や免疫力の強化につながるでしょう。

歯並びを綺麗にする治療方法

  • ・矯正
  • ・マウスピース矯正
  • ・セラミック矯正

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれるワイヤーを装着し、歯並びを整える矯正治療法です。
マウスピース矯正が浸透するまでは、ワイヤー矯正が一般的でした。

また、ワイヤー矯正は歯の表側にブラケットを装着する「表側矯正」と、裏側に装着する「裏側矯正」の二つの方法があります。

関連記事:ワイヤー矯正とは?仕組みや種類などを徹底解説

治療期間

ワイヤー矯正の治療期間は、個々の歯並びの状態や治療計画によって異なります。 一般的に表側矯正は1〜3年程度、裏側矯正は1年半〜3年程度です。

費用相場

ワイヤー矯正の費用相場は以下の通りです。

表側矯正

裏側矯正

50〜90万円程度

90〜140万円程度

歯の表面に装着する表側矯正と、矯正装置が目立ちにくい裏側矯正では費用が大きく異なります。

マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使って歯並びを整える方法です。
矯正に用いるマウスピースは「アライナー」と呼ばれ、透明であることから装着してもほとんど目立ちません。
矯正していると周囲に気づかれない点が、多くの人に選ばれる理由となっています。

治療期間

マウスピース矯正の期間は、個々の歯の状況や矯正が必要な範囲によって変わりますが、通常は2ヶ月から3年程度となります。
治療プランに従って作られるマウスピースを使い、徐々に歯が移動。
治療が進むにつれて、使用するマウスピースを数回にわたって交換していく流れになります。

費用相場

マウスピース矯正の費用相場は、以下の通りです。

奥歯を含む矯正

前歯メインの矯正

40〜100万円程度

20〜45万円程度

奥歯を含む全体的な矯正が理想的ですが、費用面を考慮し前歯メインの矯正も検討しましょう。

セラミック矯正

セラミック矯正は、歯の形状を微調整し、その上にセラミック製のカバーをかぶせることで歯並びを美しく見せる治療法です。
マウスピース矯正やワイヤー矯正のように、歯を物理的に動かすのではなく、審美的な観点から歯の見た目を改善。
セラミックの被せ物を用いることで、自然な見た目の整った歯列を形成することが目的とされています。

治療期間

セラミック矯正は、歯を移動させる矯正治療ではないため、比較的迅速に治療が完了します。
通常、治療は1ヶ月から2ヶ月程度で終了し、短い期間で口元の見た目を大きく改善できるでしょう。

費用相場

セラミック矯正の費用相場は、使用する素材によって異なります。 各素材、1本あたりの費用相場は以下の通りです。

オールセラミック

10~20万円

オールジルコニア

10~15万円

ジルコニアセラミック(PFZ)

10~20万円

ハイブリッドセラミック

5~15万円

メタルボンド

8~15万円

素材によって費用が大きく異なるため、セラミック矯正を希望する方は担当医と相談しながら決めるとよいでしょう。

歯並びを綺麗にするために改善したい生活習慣

美しい歯並びを維持するためには、日々の生活習慣にも注意しましょう。
身体のバランスが崩れると歯並びにも影響が出るため、特に以下の点に気をつけてください。

  • ・バランス良く噛む
  • ・鼻呼吸を心掛ける
  • ・頬杖をつかない
  • ・子どもの指しゃぶりを防ぐ

 

バランス良く噛む

食事時は、左右の奥歯をバランスよく使って噛むことが大切です。
片側だけで噛む習慣があると、顎の歪みや片頭痛、肩こりの原因になり、歯並びにも悪影響が。

片側で噛むクセがある場合は、意識して左右均等に噛むよう心掛けましょう。

鼻呼吸を心掛ける

呼吸は本来、鼻でするものです。
常に口を開けて呼吸する口呼吸は、口周りの筋肉を弱らせ、噛み合わせに影響を与える場合があります。
また、口呼吸は口内の乾燥を引き起こし、虫歯や歯周病のリスクを高めるため、鼻呼吸を意識しましょう。

頬杖をつかない

日常生活での頬杖の癖は、顎の位置に影響を及ぼし、歪みの原因になります。
特に一方の頬にだけ頬杖をつく癖があると、歯並びや顔の輪郭に歪みを生じさせる可能性があるため、癖づいている場合は早めに改善しましょう。

子どもの指しゃぶりを防ぐ

子どもの間に見られる指しゃぶりの癖も、歯並びに悪影響を及ぼします。
小児矯正では、このような癖の改善に取り組めます。積極的に活用しましょう。
子どもの歯並びに影響を与える行動は、特に注意を払ってください。

歯並びの改善にプラスして行いたいこと

美しい歯並びを手に入れることで、口元の印象は大きく変わります。
加えて、さらに魅力的な笑顔を目指すために、以下のような取り組みが効果的です。

  • ・ホワイトニング
  • ・表情筋トレーニング

 

矯正治療とともに検討してみましよう。

ホワイトニング

歯並びが整った後、歯のホワイトニングをすることで、より明るく健康的な印象の笑顔が演出できます。
歯の白さは清潔感を高め、自信に満ちた笑顔にしてくれるでしょう。

ホワイトニングは矯正治療に含まれている場合もあれば、クリニックでの施術、セルフなどさまざまなやり方があります。

関連記事:歯列矯正中にホワイトニングはできる?矯正歯科認定医が詳しく解説

表情筋トレーニング

歯並びが改善されたら、次に表情筋のトレーニングに取り組むことをおすすめします。
表情筋のトレーニングは、顔の筋肉を均等に動かし、表情の豊かさを引き出すのに役立ちます。
表情筋を鍛えることで、より自然で魅力的な笑顔が見せられますよ。

自分に合う矯正治療で歯並びを整えよう

いかがでしたでしょうか。
歯並びに影響を与える要因、悪い歯並びがもたらす弊害、そして綺麗な歯並びを手に入れるための治療方法とメリットについて解説しました。

適切な矯正治療と生活習慣の見直しにより、見た目の改善だけでなく、健康面でも大きなメリットが得られるとおわかりいただけたでしょう。 本記事を参考に、自分に合った治療方法を見つけ、美しく健康的な歯並びを目指しましょう。

ルーブル歯科・矯正歯科は、毎年1,000人以上の患者に矯正治療を提供。
表側矯正からリンガル矯正、インビザラインまで、患者のニーズに応じた多様な治療が可能です。
渋谷で矯正治療を検討している方は、ぜひルーブル歯科・矯正歯科までお越しください。
豊富な実績と経験を有した専門医が、あなたの悩みに寄り添い、より良い解決策を提案させていただきます。

ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

ご予約・ご相談はこちら

 

この記事を監修した人

監修者の写真

医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】