「歯並びを綺麗にしたい」「歯のコンプレックスを解消したい」
そう考えている方は多くいます。ですが従来の表側矯正では、どうしても矯正器具が目立ってしまいます。
近年は目立たないような矯正器具も出ていますが、気になるものは気になりますよね。
そんな方にオススメの方法が、裏側矯正です。歯の表側にではなく裏側に矯正装置をつけることで、人からほとんど見えなくなります。
今回は、そんな裏側矯正について解説します。歯並びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
渋谷で矯正歯科をお探しなら、渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。
裏側矯正とは歯の裏側に矯正装置をつける矯正治療のこと
裏側矯正は、その名の通り歯の裏側に矯正装置をつける矯正方法です。表側矯正と同じくブラケットとワイヤーを使用します。
一見すると表側矯正と同じように感じてしまいますが、以下の点で異なります。
- ●矯正器具の力のかかり方が違う
- ●矯正装置の作成に高い技術力と経験が必要
単に裏側に矯正装置をつけるだけではありません。なぜなら、歯の裏側は表側と比べて歯と歯の間の距離が短いことから、矯正器具の力のかかり方が異なるためです。
また、歯の裏側は表側と違ってデコボコしているため、矯正器具の作成には高い技術力と経験が必要です。
このように、裏側矯正は単なる表側矯正を裏側につけただけではない矯正治療となっています。
関連記事:ブラケット矯正って他の矯正と何が違うの?メリット・デメリットについて徹底解説
裏側矯正のメリット
裏側矯正には、表側矯正にはないメリットがあります。治療を検討する際は、まず以下のメリットを知っておきましょう。
- ●外から見えない
- ●虫歯になりにくい
- ●食べカスの挟まりが気にならない
- ●歯の表面が傷つきにくい
外から見えない
外から矯正器具が見えないのは、裏側矯正の中でも最も大きいメリットです。矯正器具が見えないため、人の目を気にすることなく会話や食事を楽しめます。
特に接客業や営業職といった、人と接する仕事をしている方にオススメです。
コロナ禍はマスク必須でしたが、緩和によってマスクを外しての生活に戻りつつあります。
そうした際にも人の目を気にせず安心して矯正できるのは、裏側矯正ならではです。
虫歯になりにくい
虫歯になりにくいのも、裏側矯正のメリットです。歯の表側と違い、裏側には常に唾液が循環しているからです。
唾液には殺菌作用があります。虫歯菌を歯の表面に停滞させず、洗い流す効果を持っています。
一方の表側は唾液が行き渡りにくいため、表側矯正だと念入りな掃除が必要です。
また、歯の裏側は空気に触れにくい環境でもあります。
唾液が循環し、空気で乾燥しにくい。これらの点から、矯正装置をつけていても裏側矯正は虫歯になりにくいのです。
食べカスの挟まりが気にならない
裏側矯正は、食べカスの挟まりがきになりません。矯正器具をつけていると食べカスが気になるといった方でも、安心して使えます。
とはいえ、挟まりにくいだけです。食べカスが全く挟まらないわけではありません。挟まったとしても見た目が気にならない程度です。
後で歯磨きをする必要があります。
ただし表側矯正と比べて食べカスが気にならない点はメリットです。食事後に矯正装置を気にしなくていいのは、日常の負担軽減にも繋がります。
歯の表面が傷つきにくい
裏側矯正は、歯の表面が傷つきにくい矯正治療です。これは、一般的に歯の裏側の方が、表面よりもエナメル質が厚いことに起因します。
治療中に矯正器具を外す場合がありますが、外す際に歯表面のエナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
歯並びを綺麗にしたいのに、表面を傷つけたくはありませんよね。
裏側矯正だとエナメル質が厚く、そうしたトラブルも発生しにくいため、表面が綺麗な状態を保ったまま矯正できます。
裏側矯正のデメリット
裏側矯正には多くのメリットがあります。中には表側矯正より良いなと感じた方もいるかもしれません。
ですが、裏側矯正にはデメリットもちゃんとあります。
ここからは、裏側矯正で発生する以下のデメリットについて解説します。
- ●滑舌に影響が出る可能性がある
- ●食べ物が装置に挟まりやすい
- ●咀嚼しにくい
- ●表側矯正より高い
- ●治療期間が長くなることがある
滑舌に影響が出る可能性がある
裏側矯正は、装置が裏側についていることで滑舌に影響が出る可能性があります。
舌が触れる位置に矯正装置があるため、発音の際に違和感を覚えやすいのです。
普段は全く意識しませんが、舌は発音に強く関係しています。舌を自由に動かせなくなった結果、滑舌が悪くなったと感じてしまいます。
ただしそのほとんどが、時間経過によって解決します。矯正装置をつけた喋り方に体が慣れるためです。
ただ、以下の職業の方は、仕事の中で聞き取り辛い会話をする可能性があることは覚えておいてください。
- ●接客業
- ●営業職
- ●コールセンター
体が慣れるまでは少し時間がかかるので、意識して喋るといった工夫が必要です。
食べ物が装置に挟まりやすい
矯正装置に食べ物が挟まりやすいのも、裏側矯正のデメリットです。
表側矯正のように食べカスの挟まりが気になることはありませんが、反対に食べ物が装置に挟まりやすくなってしまうのです。
特に以下の食べ物は気をつけましょう。
- ●麺類
- ●細長い食べ物
- ●野菜や肉など繊維質の食べ物
- ●キャラメルやガム、お餅など粘着性の高い食べ物
- ●ナッツ類やスルメなど硬い食べ物
- ●チョコレートやクッキーなどのお菓子
意外と多いのがわかるかと思います。もちろん、気をつけていれば大丈夫です。
ただ、食べ物を気にしてまで食事をしたくないという方には、裏側矯正はあまり向いていません。
咀嚼しにくい
咀嚼しにくいのも、裏側矯正のデメリットです。慣れるまで食べにくいと感じることが多々あります。特に以下の時期は、いつもより食べにくさを感じるでしょう。
- ●矯正装置をつけてすぐ
- ●矯正装置を調整した直後
酷い場合は痛みを感じることもあるため、食事の問題を抱えることとなります。慣れる速さは人によって違い、約1週間~1ヶ月ほどです。
どうしても痛みが取れない方は、担当医師に相談することをオススメします。
関連記事:歯列矯正中の食事はどうしたらいい?悩みを矯正歯科医が解決いたします!
表側矯正より高い
裏側矯正は、表側矯正よりも費用が高くなる傾向にあります。これは、裏側矯正の方が表側矯正よりも高度な技術を求められるためです。
当院の場合だと、以下のような価格差が発生します。
矯正方法 |
治療費 |
裏側矯正 |
約92~107万円 |
表側矯正 |
宇約71万円 |
おおよそですが、20万~30万年ほど高くなってしまいます。費用面を抑えて治療したい方にとっては、大きな差です。
治療費以外にも、通院費や調整費といった費用もかかります。想定よりも治療費がかかってしまった、なんてことも。
生活の負担にならないよう、矯正治療を受ける前に支払いプランをシミュレーションをしておくことをオススメします。
治療期間が長くなることがある
裏側矯正は、治療期間が長くなる可能性があります。主に以下の2つの理由が関係しています。
- ●装置を作るのに時間がかかる
- ●矯正方法として難易度が高い
いずれも、裏側矯正ならではの弱点です。1人1人の歯の形や大きさに合わせたフルオーダーメイドの装置を使うからこそ、治療期間が長くなります。こればかりは仕方がありません。
矯正治療に負担をかけず、治療効果を最大限高めるためには、どうしても時間がかかってしまうのです。
裏側矯正がオススメの人
裏側矯正は、表側矯正と比べて目立たない矯正方法です。一方でデメリットも裏側矯正ならではのものが多いため、人を選びます。
矯正治療で裏側矯正を考えている方は、以下に当てはまっているかどうかを考えてみてください。
- ●目立つ矯正装置に抵抗のある方
- ●矯正治療をしていることを他人に気付かれたくない方
- ●接客業や営業職など、仕事上どうしても表側矯正ができない方
- ●金属アレルギーのある方
裏側矯正ならではのメリットである「矯正装置が目立たない」点を最大限活かせる方なら、満足できるでしょう。
もし目立つ矯正装置が嫌で、歯に固定する装置が嫌な方は、自由に取り外せるマウスピース型矯正という選択肢もあります。
不安な方は、医師に相談するのもオススメです。
渋谷ルーブル歯科・矯正歯科の裏側矯正の治療費
当院では、患者さまの歯の形や大きさに合わせたフルオーダーメイドの装置を使用して、裏側矯正を行っています。
非常に精密な作業になるため、一般的に良く利用されている表側矯正と比べると、費用は高額になります。具体的には以下です。
矯正の種類 |
費用(税込) |
調整料金(1回分) |
ハーフリンガル (上顎:裏側矯正 / 下顎:表側矯正) |
924,000円 |
8,800円 |
フルリンガル |
1,078,000円 |
11,000円 |
裏側矯正では、ハーフリンガルという矯正方法もあります。目立ちやすい上顎部分のみ裏側矯正を行い、目立ちにくい下顎部分は表側矯正にする方法です。
ハーフルリンガルなら、一部を表側矯正としていることもあって、全てを裏側矯正で治療するフルリンガルよりも治療費を抑えられます。
費用面での負担が軽くなるため、お気軽にご相談ください。
デンタルローンも可能
裏側矯正は治療費が高額なため、すぐに支払うのが難しい方もいるでしょう。その場合、デンタルローンという方法もあります。
デンタルローンとは、歯科治療費に限定したローン会社による立替払制度です。当院では、以下のデンタルローンに対応しています。
- ●イオンプロダクトファイナンス
- ●アプラス
- ●ジャックス
- ●スルガ
支払い回数は2~120回まで選べます。クレジットカードの分割払いよりも安いため、毎月無理なく支払うことが可能です。
詳しくはスタッフまでお気軽にご相談ください。
渋谷で裏側矯正をするなら渋谷ルーブル歯科・矯正歯科へ
裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつける矯正方法です。表側矯正と違って目立ちません。気付かれずに歯列矯正をしたい方にオススメの治療です。
歯の裏側に矯正器具を装着するため、虫歯になりにくく歯の表面も傷つきにくいメリットもあります。
一方で、食べ物が装置に挟まりやすかったり、咀嚼しにくかったりとデメリットも見逃せないポイントです。
日々の生活のストレスに直結するので、治療を受ける際は慎重に判断しましょう。費用面での負担の大きさも、裏側矯正ならではのデメリットでしょう。
もし渋谷で矯正治療のできる歯科医院を探しているのなら、渋谷ルーブル歯科・矯正歯科へお越しください。
裏側矯正の他、目立ちにくく費用も抑えられるマウスピース型矯正も提供しています。
無料でカウンセリングを行っていますので、ぜひ1度お気軽にご相談ください。
ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。
この記事を監修した人
医療法人社団ルーブル 理事長
愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。
【略歴】
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- しんファミリー歯科 矯正監修
- 大手審美歯科クリニック 代診勤務医
- 医療法人清翔会 エスカ歯科・矯正歯科 院長就任
- 渋谷ルーブル歯科・矯正歯科 独立開業
- 医療法人社団 ルーブル設立 理事長就任
- 新宿ルーブル歯科・矯正歯科 開業
【所属団体】
- インビザライン社公認 ダイヤモンドプロバイダー
- インビザライン(マウスピース矯正)認定医
- インコグニート舌側矯正 認定医
- winシステム舌側矯正 認定医
- 日本矯正歯科学会 所属
- 日本成人矯正歯科学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本外傷歯学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会 所属
- 日本歯科審美学会 所属 他多数