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歯列矯正の検査って何をしているの?目的について解説

こんにちは

今回は「矯正の検査って何しているのだろう?」というところを詳しくお話をしていきます。

 

 

 

 

矯正検査には何がある?

矯正カウンセリングに矯正検査をしますが矯正検査では主に

セファロ(側貌規格写真)横顔のレントゲン写真の撮影

歯型の型どり

の2つの項目が主になります。その他にも口腔内写真パノラマレントゲン(一般的な歯医者のレントゲン)も参考にしています。

 

セファロ

セファロ写真撮影装置は一般的な歯医者には置いておらず、矯正専門の歯科医院にしか置いてないレントゲンになります。顔の骨格を調べるには必要不可欠でこれがないと矯正治療が上手にできません。

セファロ写真では横顔のレントゲンから上顎の先端はどこまでかとか、下顎が引っ込んでいるなどを確認します。このためどれぐらい出っ歯なのか、顎がない人はどうしてないのかなどがわかります。

またお顔を上顔面、中観面、下顔面と分けた時にバランスがとれているかなどもわかります。よく「お顔の正面の黄金比バランスが~」と美容整形で有名な先生がお話しておりますがそれと同じように横顔にも黄金比バランスというものが存在します。E-Lineという言葉は歯科だけでなく一般にも浸透していて、一言でいうとお鼻と顎を結んだ線で唇の突出具合を見るのですが、このE-Lineに関してはまた別の機会でお話しますね。

とにかく横顔のレントゲンをとることで横顔美人かどうかも判断出来て、しっかり治療計画を立てれば歯列矯正で横顔美人も作れちゃいます。

関連記事:歯列矯正でイケメン・美人になった?3つの特徴について解説

歯型の型どり

ひと昔前では粘土みたいなもので型どりをしていましたが近年では光のカメラで型どりをすることができるようになりました。これにより粘土で型どりするのが気持ち悪くて苦手だった方でも苦労なく歯の型どりが出来るようになりました。この光のカメラで型を取ることを光学印象と言い、商品名はアイテロと言います。これも話すと長くなってしまうのでまたの機会に詳しく説明致します。

歯の型どりをした後は何を確認しているかと申しますと

・噛み合わせ(奥歯の位置関係)

・歯と歯がどこで当たっているか

・がたつきの程度

・歯列のアーチの大きさ

・歯一つ一つの大きさや長さの確認

・歯の形(不規則な形をしていないかどうか)

・上の歯と下の歯を比べてだいたい同じぐらいかどうか

など診断する項目を上げたらキリがありません。特に抜歯するか、非抜歯にするかはこの歯型の模型が大きく参考になりますので欠かせないステップになります。お口の中を拝見することである程度はわかるのですが、歯列を真横から見たり、後ろ側(喉の方)から確認することで歯列を立体的にとらえることができます。

また採取した模型で歯並びの最終位置を予測して模型を作ることもできます。これにより歯をどれぐらいどこに(上とか後ろとか)動かすか決めることができます。

 

また必要であれば呼吸の検査顎の検査筋肉の検査等も行うこともあります。特にCT撮影(3次元的なレントゲン)を用いることで顎の形や空気の通り道の測定なども最新の機材では確認できるようになりましたので矯正の診断に必要と判断した場合は追加料金なしで検査を受けれます。

まとめ

矯正の検査では主に横顔のレントゲン写真と歯の型どりをして骨格歯列横顔の状態をしっかり把握したうえで治療方針や抜歯部位の決定を行います。また必要であれば最新のCT撮影を行い歯並び、噛み合わせだけでなく呼吸や顎関節まで把握して治療計画を立てる上で考慮します。

ぜひ渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。

 

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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