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信頼できる矯正歯科の見分け方とは?認定医がお答えします!

こんにちは渋谷ルーブル歯科・矯正歯科です。

本日は矯正歯科の選び方を皆さんに伝授しますので矯正歯科医院を選ぶときに参考にしてください。これかなり大事なことなのでこのブログ記事を自分が矯正治療を開始する前に読んだあなたは本当にラッキーだと思います。

今、歯医者は世の中に星の数ほどあります。コンビニより多いといわれてる時代です。特に大きなターミナル駅には歩いて5分圏内のところに10医院ぐらい歯医者はあります。正直、矯正科医の僕からしてもお勧めを教えてと言われてもどこをえらんだらいいか困るぐらい矯正をやっている歯医者は多くなっております。そんな中、矯正治療に詳しくないみなさんには矯正歯科選びは困難を極めると思います。

そこで、この記事では良い矯正歯科を見分けるのに必要となるポイントをご紹介いたします。

良い矯正歯科を見分けるのに必要なポイントは全部で8つ

  1. ①「噛み合わせとしての機能」をちゃんと考えてくれているか 
  2. ②料金がしっかりと明記してあり、明瞭であること
  3. ③すべての矯正治療メニューが選択できる医院を選ぶ
  4. ④矯正医が常に医院に在中している
  5. ⑤矯正治療だけでなく包括的(全ての)治療が行えるかどうかも重要
  6. ⑥矯正関連の学会に所属し、学術大会に参加している
  7. ⑦矯正治療の期間や矯正治療終了時のゴールの状態を明示できる
  8. ⑧矯正を担当してくれる先生との相性

以上の8点がとても重要になります。おさえるべきポイントが多いので、1つずつ詳しく解説をいたします。

 

①「噛み合わせとしての機能」をちゃんと考えてくれているか

まず最初に、矯正治療の歴史について振り返っていくことにより、矯正医が矯正治療に取り組む際のスタンスが見えてきます。

矯正治療の歴史(ひと昔前)ワイヤーをたくさん曲げる矯正

ひと昔前は矯正治療とは100万ぐらいかかり、お金持ちの人しかできませんでした。というのも矯正治療の技術は歯科の中でも専門性が高い分野で大学病院に残り5~6年間矯正治療の勉強に日々あけくれやっと習得できる技術でした。特に昔の矯正治療はワイヤーに曲げを入れて矯正治療をしあげてくので職人さんみたいな技術が必要で矯正科医の先生は5~6年間矯正しか学ばないので本当に矯正の専門ドクターであり矯正治療はそれだけ価値の高いものになりました。

矯正治療の歴史(近年) ワイヤーを曲げずにできる矯正

しかし近年矯正治療の仕組みがより単純になり、ひと昔前みたいにワイヤーに曲げを入れたりしなくても矯正治療が可能になりました。これにより職人色が強かった矯正治療が大学病院に残らなくても矯正治療の技術を習得できるようになり、矯正治療が多くの医院で対応できるようになりました。それにより競合の存在ができ矯正治療の価格は下がり、患者さん側には矯正治療がより身近なものになりました。

矯正治療の歴史(最新)AIで自動でワイヤーを曲げてくれる矯正

そして極めつけは矯正治療技術にAI技術の導入です。この技術の進歩により矯正治療はより今までより簡略化され、矯正治療をやったことがない先生でも矯正治療ができるようになりました。

お口の型どりをすればそれをAIが分析して矯正治療の計画を立ててくれるようになり、そのステップにのっとって進めればある程度矯正治療ができるようになりました。

ワイヤー治療ではAIが分析をして初めからワイヤーに複雑な曲げを入れてくれています。マウスピース矯正でもマウスピースをはめかえるだけで治療できるようになりました。このAIの技術により矯正治療が歯医者であれば誰でも矯正治療ができる状態を生み出し、矯正歯科を名乗る医院が多くなり現在の矯正歯科医院の飽和状態を生み出しております。

AIが矯正技術に導入されて

確かにAIの技術の発展により矯正治療は患者さんにとってより身近なものになり矯正の先生の負担も軽くなりましたが、それに伴い矯正治療の質が低下したのも事実です。矯正治療の知識を有しなくても矯正が何となくでできてしまう時代になったからです。これにより近年では一度矯正治療をした患者さんが再度矯正治療することが増えました。渋谷ルーブル歯科・矯正歯科でもリカバリーで矯正治療の相談をよく受けます。

矯正治療の質の低下とは

具体的には近年の矯正治療は「歯を並べるだけ」になってきています。これ何を意味するかというと矯正治療のゴールが昔は噛み合わせを治療するのが矯正治療のゴールだったのに対して現在は歯が綺麗に並ぶことが矯正治療のゴールになってしまっているんですね。

重要なのは「噛み合わせをしっかりと考えていること」

言葉にすると

噛み合わせの治療=機能

なのに対して

歯が綺麗に並ぶ=審美、美容

なんです。同じようなことに見えてこの二つは似て非なるものがあります。

「矯正治療って何のためにしますか?」確かに患者さんは歯科知識が乏しいので見た目が気になってでいいと思います。しかし僕ら矯正医は見た目を綺麗にするのはもちろん噛み合わせをしっかり考えて矯正治療をしなければいけないです。この噛み合わせまで本当に考えて矯正してくれる先生が少なくなってきている気がします。

関連記事:矯正歯科の選び方とは!認定医が12のポイントを徹底解説!

 

②料金がしっかりと明記してあり、明瞭であること

矯正の費用はだいたい表側矯正、マウスピース矯正だと80万~100万ぐらいが全国平均になります。

その内訳が

カウンセリング料金 検査診断 矯正装置 調整費用 保定装置料

が大まかなもので一般的ですが

その他に難症例加算、抜歯加算、検診費用、インプラントアンカー費用、担当医指名料、複数の矯正装置の使用料、マウスピース装置追加料、矯正後の術後観察料、保定装置追加料など様々な金額があります。

このように細かく料金設定をしているところは矯正装置代金を安く明記できるので、ホームページでリーズナブルだから相談しにいったらよく分からない料金がたくさん見積もりに載ってきてホームページに掲載されている料金と実際の見積もりの金額にすごい差が生じてしまう恐れがあります。

またホームページ上で○○万円~みたいな表記のところは上記の加算項目がたくさんあることが多くホームページと実際の支払う金額にギャップが生じてる医院が多いでしょう。

その他、矯正治療で○○万円~ですごいリーズナブルな金額が明記されているところは部分矯正の値段だったり、上側だけとかのことが多いです。またそのことをしっかり明記してないところは要注意です。

なので治療費用の掲載、明瞭会計にするのは矯正治療される患者さんへの配慮だと思いますのでそういったことに配慮のできる医院はやはり必然的に口コミも高かったりします。

渋谷ルーブル歯科・矯正歯科では複雑になりがちな矯正費用をこちらのページでわかりやすく紹介しております。

さらにグループ病院というメリットを活かし、仕入れ値の削減に成功しました。それにより患者様へご負担いただく費用を減らすことが実現できました。

是非とも他の矯正歯科との値段を比べてみてください。その差にびっくりされるはずでしょう。

 

③すべての矯正治療メニューが選択できる矯正歯科医院を選ぶ

歯列矯正には現在、表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正、部分矯正、スピード矯正など様々な矯正方法がありますがやはり全てを網羅している医院は少ないと思います。また僕が知る限り矯正装置には症例により得意不得意があるのですべての症例をマウスピースだけで行ったり、噛み合わせを治す必要があるのに部分矯正をお勧めしていたりなど。

もちろん現在はマウスピース矯正も進歩しており症例数がしっかりある医院ではマウスピースだけでも上手に並べてくれる先生はたくさんいますので一概には言えませんがホームページで「部分矯正専門」とか「マウスピース矯正専門」などを大きくうたっている医院は裏を返せばその矯正メニューしかできないことになるのでそういった医院は要注意かなと思います。

逆にたくさんの矯正メニューが用意できる医院はそれだけ矯正治療に精通していることが多く知識も豊富なので矯正治療を選ぶ上で安心かと思います。

渋谷ルーブル歯科・矯正歯科では上記の各種矯正治療をご提案することが可能です。患者様にピッタリな矯正治療を一緒に考えさせていただきます。

 

④矯正医が常に医院に在中していること

続いていい矯正歯科の見分け方として矯正医が常に医院にいることがいい矯正をしていくためのポイントになります。理由はというと、矯正治療には急患トラブルが付きものになります。急患トラブルとは装置が外れた、装置をなくした、ワイヤーが刺さっていたい、歯が痛いなど様々なものがあります。万が一矯正治療中に急患トラブルにあったときに通ってる歯科医院ですぐにトラブル対応ができるかどうかは患者さんの矯正治療の快適性にもかかわってきますし、また装置が外れたまま放置してしまうと後戻りなどが起きやすくなってしまい矯正期間の延長につながります。なので万が一のことを考えると矯正医が常に在中しているところがいいでしょう。

また矯正の先生が来てくれてるところだと通いやすいというメリットはありますが矯正に来てくれてる先生はバイトなことが多く、自分の矯正治療が終了する前に退職されてしまったり、または自分の弟子に引き継ぐことが多いので治療方針が変わってしまったりする可能性があります。なので矯正治療をする上ではカウンセリングを担当したドクターが一貫性と責任をもって矯正治療したほうがクオリティーや期間に関してはいいのかなと思います。

ちなみに矯正に来ている先生は月1回ないしは2回のことが多いです。よっぽどしっかり来てくれる矯正の先生でも1週間に1回程度なのでもし矯正医がバイトで来てくれる医院で矯正治療をお考えであれば矯正の先生が月に何回来てくれるかしっかり確認しましょう。

 

⑤矯正治療だけでなく包括的(全ての)治療が行えるかどうかも重要

矯正治療をしていくにあたり、その矯正医が全ての治療ができるかどうかというのは大事な指標になります。

例えば矯正治療には抜歯がつきものになりますがその抜歯を自院でやるのか他院にお願いするのかというところは治療の一貫性、期間を考えると自院で出来たほうがよいと思います。抜歯だけでなく難易度の高い親不知の抜歯、虫歯治療、歯周病治療、噛み合わせの治療など包括して自院で治療出来るほうがいいと思います。

もちろん自分の専門外は他の専門に任せるのもありだとは思いますが、治療の一貫性や自分の専門以外の知識というのが乏しくなってしまいます。

専門の分野は他の先生より優れているが、専門分野以外はやらないというのは知識が偏ってしまうのもありますし

歯科治療は結局のところ全ての分野を勉強している先生に任せた方がいいと思います。

歯科界でも有名な先生や技術の高い先生はみなオールマイティーに歯科治療ができその中で自分の得意分野を伸ばしている先生が多いです。

 

⑥矯正関連の学会に所属し、学術大会に参加しているかどうか?

矯正治療を検討している医院の先生が矯正の学会に所属しているかどうか、また所属だけでなく実際に参加しているのかどうか?というところは確認しましょう。やはり矯正治療で失敗したくないなら矯正関連の学会に参加しているか否かは最低条件になってきます。また所属だけして学術大会に参加していない先生もいますのでブログやインスタなどで学会に参加しているかどうかもチェックしましょう。

矯正の学会には様々なものがあります。日本矯正歯科学会と日本成人矯正歯科学会、舌側矯正歯科学会やアライナー矯正学会など。この中でも一番会員数が多いのが日本矯正歯科学会になります。

その他、学会所属と学術大会に参加している先生は他の勉強会(セミナー)にも積極的に参加していることが多いので矯正治療をお願いする中で信頼が置きやすいのかなと思います。

 

⑦矯正治療の期間や矯正治療終了時のゴールの状態を明示できる

矯正をやってく上で心配なのはやはり矯正治療終了時のゴールの状態ですよね。このゴールの状態をしっかり明示できるかどうかで安心感は大きく変わると思います。矯正治療は期間が長くかかるし、自分が思ってたゴールの歯並びと違うとなるとそれは本末転倒になってしまいます。なので矯正を始めるにあたって矯正終了後はどんな歯並びになるかゴールが提示できるところを選びましょう。

渋谷ルーブル歯科・矯正歯科ではアイテロ(光学スキャナー)を使うことでパソコン上で矯正治療のゴールをパソコン上でデジタル咬合器として出すことが可能です。これにより患者さんは自分の歯並びがどのように最終的に並ぶかを矯正治療前に知ることができ安心して矯正治療に踏み出すことができます。また矯正期間もある程度予想することができるのでアイテロを置いてある医院はお勧めです。

 

⑧矯正を担当してくれる先生との相性

矯正治療は一度始めたら途中で矯正の医院を変更するのが難しくなってしまいます。また矯正期間も2~3年かかり矯正中は痛みや細かいトラブルがつきものです。なのでカウンセリング時に矯正のメリットや費用ばっかり話すのではなく、ちゃんと起こりやすいトラブルなどもしっかり説明してくれる先生には好感が持てます。また質問に対して学術的な話を交えて回答してくれる先生もよく勉強されていてお勧めだと思います。あとは話しやすいかどうかというのも大事なポイントになってきます。矯正治療をしていく中で疑問に思うことや不安になることってたくさんあると思いますがそんなときに担当の先生にすぐ相談できるかどうか、またはスタッフに話せるかどうかというのは矯正をしていくにあたり大事なポイントになるので、担当の先生の人柄などもよく見るといいと思います。渋谷ルーブル歯科・矯正歯科の無料カウンセリングでは直接、「矯正歯科医」がお話をお伺いいたします。長期にわたる治療において、しっかりとお話を聞かせていただき、患者様にあった最適な治療プランをご提案します。

関連記事:矯正歯科におけるセカンドオピニオンの受け方と活用したいタイミング

まとめ

いかがだったでしょうか?星の数ある矯正歯科から自分が矯正する医院を選ぶ時に役立つ情報が盛り沢山でしたね。矯正治療選びで失敗しないためにもしっかりブログを読んで知識を少しでもつけてから矯正のカウンセリングに行くとおのずと自分でいい矯正歯科に巡り合えるんじゃないでしょうか?

いい矯正歯科を見分けるためにはホームページをしっかり目を通し料金が明確でかつ選べる矯正治療の数が多く、審美目的だけではなく、「噛み合わせ」としての機能も重視しているか、特に裏側矯正ができる先生のところは矯正治療も上手なことが多いです。また矯正を担当してくれる先生の人柄や向上心を持って学会、セミナーに参加しており常に在中しており包括的(全ての)治療が行えるかどうか。そして治療のゴールを明示し、患者様目線で話してくれる矯正歯科医であるかどうかが大事になります。

皆さんも是非、矯正治療をする上で参考にしてみてください。

また東京近辺の方は渋谷の矯正歯科「渋谷ルーブル歯科・矯正歯科」へご相談ください。誠心誠意対応させていただきます。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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